EOS R50の4K動画撮影テストです。HDR PQで撮影し、BT.709に変換して編集しています。
「高輝度側・階調優先(Highlight Tone Priority)」と「オートライティングオプティマイザ(Auto Lighting Optimizer)」について検証してみました。
検証動画と所見
同条件で設定を変えながら撮影し、比較しています。
高輝度側・階調優先
やはり *1 「高輝度側・階調優先」の挙動はさっぱりわかりません。どの設定も差がないように見えます。
キヤノンはHDR PQでの撮影時には高輝度側・階調優先を有効にし、「D+」に設定することを推奨しています。ですが、私が今テストしているのはBT.709に変換して使用することを前提にしたHDR PQ収録です。「推奨」がこの場合にも有効かどうかについてはよく分かりません。差が見いだせない以上、使う意味はない *2 ようにも思います。
オートライティングオプティマイザ
「高輝度側・階調優先」をオフにするのであれば、排他となる機能「オートライティングオプティマイザ」が利用できます。白飛び・黒潰れを回避するよう、明るさやコントラストを自動調整する機能です。
使ってみたところ、輝度差の大きな屋外の撮影では役に立ちそうです。露出補正をしないで済みました。設定値については「標準(Standard)」では補正が強いですね。「弱(Low)」で常時使用するのがよいかもしれません。「強(High)」はかなり不自然な印象になってしまいました。
追記
EOS R50の場合、高輝度側・階調優先とオートライティングオプティマイザは排他でなかったので、双方オンで検証を続けることにしました。