DC-GH5のPhoto Style検証ですが、思ったより設定項目・パラメータが多く戸惑っています。
最適な設定を見つけるべく検証予定の、Photo Styleの5種類のカスタム方法について、今後の展望をメモっておきます。
「撮って出し」前提
01|Cinelike Dをベースにした設定
- 旧来(DMC-GH2時代)の、アマチュア映像作家が試行錯誤していた方式です。
- 細かなパラメータの最適化については既に様々なblogで言及されています。
- 単なる過去の焼き直しではなく、より解像感の高い「6K Photo *1」を使用できるのがメリットです。
- ほかの人があまり使わない、「iDレンジコントロール」を併用する *2アドバンテージもあると考えています。
- ベースのStyleは必ずしも「Cinelike D」である必要はありません。「Natural」や「Cinelike V」でも構いません(ですが、きりがありません)。
02|Like709をベースにした設定(未着手)
- 「ニー」の設定を利用して、ハイライトを適切に丸め、白飛びの少ない映像を得たいと考えています。
- CineLike Dよりもより軟調な素材として、(若干の)後処理を前提とした利用方法を考えています。
03|Hybrid Log Gammaをベースにした設定 01
- HDR(High Dynamic Range)映像のためのPhoto Style、「Hybrid Log Gamma」を使った、SDR(Standard Dynamic Range)映像です。
- HLG
をPQ(Perceptual Quantization)のガンマとして捉えると、は、ハイライト側の階調にめっちゃ余裕があるので、露出オーバーで撮影すると、いい感じにハイライトの階調に余裕がありつつ、白飛びの少ない絵が作れそうです *3。
LUTをあてがう前提
04|V-Logをベースにした設定(未着手)
- いわゆる、世の中の人たちがやっている方式です。
- アップグレードキーはまだ購入していません。
- DC-GH5からは10bitになって階調の破綻は減りましたが、log収録はやはりハイライト部の劣化(バンディングの発生)などが気になります。8bitは論外としても、10bitでも足りないのではないか *4、と考えており、着手をためらっています。
- 中途半端に「プロ指向」なのも本意ではありません。また、もうすぐraw収録の時代 *5が来るのがわかっているので、やや今更感があります。アマチュアならではのアプローチは重視したいので、しばらくは手を出さないつもりです(追加料金もかかるし)。
05|Hybrid Log Gammaをベースにした設定 02(未着手)
- Hybrid Log Gammaで収録した映像にLUTをあてがうことで、
PQSDRとして最適な階調を得られるようです。 - HLG用のLUTが配布されています *6。
このメモは自身の現時点での技術の理解度を示すものでもあります。詳しい方、あるいは将来の自分自身がみたら鼻で笑ってしまうものかもしれません。
181018|追記 さっそく間違いに気づきました。PQはHDRのガンマ形式のひとつのようでした。修正しました。