HDR用のフォトスタイル「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を使ってSDR用の動画を作成するための設定 *1 です。
HLGは高輝度側に余裕があり、白とびがほとんど発生しません。併せて、マスターペデスタルを最大値 *2 にすることで、黒つぶれも防ぎます。
撮って出しはコントラストの低い超軟調な映像になります。編集時にコントラストを上げることを前提とした、「擬似log収録」として使います。
230303|追記 Premiere Proの自動トーンマッピングを前提にした設定に変更しました。階調の好みも変わったので、色々変えています。
撮影時設定
- 輝度レベル:設定対象外
設定できません。 - マスターペデスタル:+7(最大値は+14)
黒つぶれ防止のための設定。 - 撮影モード:A
回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。 - 露出補正:なし
- ISO:オート
- ホワイトバランス:補正なしの「晴天」
- フォトスタイル:Hybrid Log Gamma
高輝度側にかなり余裕ができます。白とびしづらくなります。 - コントラスト:設定対象外
設定できません。 - シャープネス:-5
「超解像」と併用。 - ノイズリダクション:-5
暗部ノイズは必要に応じてNeat Videoで処理することを前提に。 - 彩度:±0
設定を変えたので一旦リセットしました。 - 色相:±0
設定を変えたので一旦リセットしました。 - ハイライト・シャドウ:設定対象外
設定できません。 - iDレンジコントロール:設定対象外
設定できません。 - 超解像:強
シャープネス-5と併用。 - 回折補正:AUTO
- 手ブレ補正:ON
- 手ブレロック(動画):ON
ただし、お好みで - アナモフィック(動画):OFF
編集時設定
- 露光量:+1
撮影後に明るくします。撮影時に明るくすると白飛び起きました。 - コントラスト:+100
自動トーンマッピング直後はかなり軟調なので。 - 白レベル:-75
個人的な好みです - 黒レベル:±0
マスターペデスタルを下げたので、一旦リセットしました。+する必要があるかもしれません。 - 自然な彩度:+20
個人的な好みで - 彩度:100
撮影時の彩度を上げたので、一旦リセットしました。
改訂履歴
- 190526 作成。
- 190606 手ブレ補正の設定を追記。
- 190727 彩度が高すぎるので抑える。
- 230303 Premire Proの自動トーンマッピング適用を前提にした設定に変更。