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安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

DC-GH5

HLGをTone MappingでBT.709に変換

10bitのHLG(Hybrid Log-Gamma)の動画をPremiere Proの新機能「Auto Tone Mapping(自動トーンマッピング)」でBT.709に変換しました。輝度差の大きな状況でも白飛び・黒潰れが発生しません。 Panasonic Lumix DC-GH5のHLGモード *1 で5K撮影 *2 しています…

「色あい」ってなんだ? 「色相」ってなんだ?

デジカメには撮影用に「色調の設定セット」が用意されています。「スタンダード」「ビビッド」「ソフト」とかのことです。 名称(総称)はメーカーごとに異なり、Canonは「ピクチャースタイル」、Panasonicは「フォトスタイル」、Olympus *1 は「ピクチャー…

DC-GH5の設定

相変わらずDC-GH5の設定を調整し続けています。 だいぶ安定してきました *1 。 グレーディング後 グレーディングした後はどの設定も普通に役に立ちそうです。 グレーディング前 それぞれの設定は、撮影後にカラーコレクション・カラーグレーディングを施すこ…

HLG to SDR

DC-GH5のフォトスタイル「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を使ったテスト撮影をしてみました。近所の公園を1時間ほど散歩しながら撮影しました。 前半がPremiere処理後、後半は撮って出しです。 撮影時の設定 設定はこちらにまとめています。 設定は随時微…

DC-GH5の動画撮影時の設定(6K Photo)

DC-GH5の高速連写の機能「6K Photo」を利用した撮影時の設定 *1 です。 DC-GH5はいろいろな撮影モードがありますが、「6K Photo」による動画撮影が最も高解像・高精細になります。 ただし、残念ながら6K Photoはもともと静止画撮影のための機能なので、動画…

DC-GH5の動画撮影時の設定(HLG)

HDR用のフォトスタイル「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を使ってSDR用の動画を作成するための設定 *1 です。 HLGは高輝度側に余裕があり、白とびがほとんど発生しません。併せて、マスターペデスタルを最大値 *2 にすることで、黒つぶれも防ぎます。 撮っ…

基本6色相のカラーシフト

前回のテストをX-Rite ColorChecker Passport Videoを利用してもう一度やってみました *1 。 X-Rite ColorCheckerの中にある基本の6色相は(顔料の精度が高ければ)60°刻み、緑スタートなら 120°, 180°, 240°, 300°, 0°, 60° となっているはずです。 晴れた…

ホワイトバランス/カラーバランス(の限界)

DC-GH5、DMC-G7、E-M10 Mark IIIの3台を並行してテスト撮影・設定調整しています。 それぞれに利点があり、1台に集約できないのが辛いところです。 その中で、E-M10 Mark IIIの設定だけがうまく追い込めずに困っています。画質は他機種に比べ1ランク落ちるも…

DC-GH5の動画撮影時の設定

動画撮影用の設定をメモっています。完全に備忘録です。 以前の記事 *1 を起点に、その後の変更を記録しています。 (190727版) 撮影時設定 輝度レベル:64-940白とび・黒つぶれが緩和されます。 マスターペデスタル:+6黒つぶれ防止のための設定。 撮影モ…

6K Photoを現像する

6K Photoのテスト撮影をまたやってみました。 Adobe Premiere CCを使った、6K Photoの「現像」が画質向上に有効 *1 かと思っていましたが、そうでもありませんでした。 今回の対象は昼間の動体です。近所の公園で鳥を撮影しています。 ↑ 6K Photoによる撮影…

センタースポットフィルターでローファイな写真

クラシックレンズにタンバール(THAMBAR)というソフトフォーカスレンズがあります。 最近ライカのMマウントで復刻したそうで、製品の紹介記事がありました。 記事の中で紹介されている付属品に「センタースポットフィルター *1 」というものがありました。 …

動画からの静止画の切り出し

動画ファイルからの静止画の切り出しについて検証してみました。 DC-GH5には「6K Photo」という、動画(=高速連写)から静止画を切り出す機能があります。 夜の風景を撮るとこんな感じになります *1 。 感度はISO12800、30fpsの連写なので、シャッタースピ…

DC-GH5|Photo Styleの検証 02

輝度レベルとマスターペデスタルの設定を行い、再度テスト撮影を行いました。概ねうまくいったと思います。 高解像アナモフィックの10bit 6K動画 *1 を77%に縮小して4K動画を作成しています。 設定のキモ 輝度レベル:64-940 マスターペデスタル:+6 iDレン…

DC-GH5|輝度レベルの設定

一番最初にこのテストをするべきでした。「フルレンジなら階調が広いはず」といったイメージにとらわれ、遠回りをしてしまいました。 DC-GH5の3種類([0-1023]・[64-1023]・[64-940])の輝度レベル設定を比較しました。 マスターペデスタルは[ 0 ]で…

DC-GH5|コントラストとハイライト・シャドウ

DC-GH5のふたつの設定、「コントラスト」と「ハイライト・シャドウ」の挙動、その組み合わせについて検証してみました *1 。 わかったこと 「コントラスト」の挙動と「ハイライト・シャドウ」の挙動は異なります。 「コントラスト」の数値を下げるとコントラ…

DC-GH5|Photo Styleの検証課題

DC-GH5のPhoto Style検証ですが、思ったより設定項目・パラメータが多く戸惑っています。 最適な設定を見つけるべく検証予定の、Photo Styleの5種類のカスタム方法について、今後の展望をメモっておきます。 「撮って出し」前提 01|Cinelike Dをベースにし…

DC-GH5|拡張感度ISO100

細かな設定の変更でなんとかハイライトの飛びを抑える方法はないかな、といろいろテスト撮影している途中で気づきました。 拡張感度のISO100では、ハイライトは完全に飽和してしまう。 のでした。 画面上部中央の空に着目すると、拡張感度のISO100では本来の…

DC-GH5|マスターペデスタルの設定

マスターペデスタル(黒基準)の挙動について、設定値を変更しながらテスト撮影を行いました。 ↑ マスターペデスタルの設定値は[ 0 ]です。コントラストの高いPhoto Styleの[ CineLike V ]では、シャドウ部がかなり潰れてしまっています。 ↑ マスターペ…

DC-GH5|Photo Styleの検証 01

DC-GH5の最適な設定を探っています。近所の公園でテスト撮影を行い、各Photo Styleを比較してみました。 比較的デフォルトのまま ほぼデフォルトの状態で、Photo Styleの[ Standard ][ Vivid ][ Natural ][ Scenery(風景) ][ Portrait ][ Cinel…

DC-GH5|4K/6K Photo動画はより解像する

先日、DC-GH5はAnamorphicモードや6K Photoモードを使って6K動画を撮影できる、という記事を書きました。 その際に、6K Photoを使った動画は特に解像感が高いことに気づきました。 気になったので、4K60pでも同種のテスト撮影をしてみました。 通常の4K60p動…

「超解像」の動画での挙動

Lumixのカメラにはどれも、「超解像(i.Resolution)」という機能があるのですが、どのような働きをするのかよくわかっていませんでした。 DC-GH5の6K Photo(3:2)の6K動画モード*1 で、テスト撮影をしてみました。 どうでしょう。 微妙ですが確かにシャー…

DC-GH5で6K動画(ほんとは5Kぐらい)

DC-GH5はもともと動画に強いミラーレスカメラですが、いつの間にか6K動画 *1 が撮れるようになっていました。 4K(3840×2160)、C4K(4096×2160)の他に、 高解像アナモフィックモードによる6K動画(4992×3744) 6K Photo(S/Sモード)による6K動画(5184×34…

DC-GH5の動画撮影時のクロップ量

動画撮影用にPanasonicのDC-GH5を購入しました。まずは動画撮影時の画角の変化 *1 を調べてみました。 センサーフル幅で利用可能。 いまどきのハイエンド機ということもあり、基本的には動画撮影時に左右がクロップされることはなく、センサーフル幅で撮影で…

DC-GH5動画|10bit 4:2:2でもバンディング?

「log(収録)」についていろいろ調べていたら、このような動画を見つけました。 「8bit 4:2:0のlog収録には限界があるが、DC-GH5の10bit 4:2:2のlog収録ならこんなにキレイ。もはや外部レコーダーいらず」、という比較検証動画なのですが、 10bit 4:2:2 log…