EOS R50を使った4K動画のテスト撮影です。今回はAdobe Premiere Proの「(自動)トーンマッピング」機能は使わず、基本補正の操作のみで作成しました。
撮影時の設定
Canon EOS R50、HDR PQ(10bit)モードで撮影しています。レンズは付属のズームレンズ、RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMです。
- ホワイトバランス:昼光
- ピクチャースタイル:風景
- シャープネス:0
- コントラスト:+1
- 色の濃さ:-1
- 色合い:±0
- 高輝度・階調優先:オン
- オートライティングオプティマイザ:弱
- レンズ手ぶれ補正:オン
- 電子手ぶれ補正:オフ
- 自動水平補正:オン
- 今回、ピクチャースタイルは空の色の好みで「風景」を選択しましたが、後工程のカラーグレーディングを考慮すると「忠実設定(Faithful)」で撮影した方がよかったかもしれません。
- オートライティングオプティマイザは撮って出しには便利ですが、勝手にコントラストを変更してしまうので編集を前提とする場合は使わない方がよかったかもしれません。
- 微妙な水平は編集時に取り直すので、素直に(排他の機能である)電子手ぶれ補正を使えばよかったかもしれません。
次回以降の撮影で設定を変更します。
編集時の設定
Adobe Premiere Pro 2024で編集しています。素材は「Rec. 2100 PQ」ですが、作業カラースペースは「Rec. 709」です。
- 自動トーンマッピング:オフ
- 露光量:変更なし
- コントラスト:変更なし
- ハイライト:変更なし
- シャドウ:+15.0
- 白レベル:-6.0
- 黒レベル:-4.0
- 彩度:変更なし
- 自然な彩度:変更なし
- シャープ:+20
- ワープスタビライザー:100%
- わずかな編集で比較的意図した *1 色調にできました。
- 基本補正だけでトーンはある程度制御できましたが、色域はどうなっているのでしょう。知識が足りないので不明です。
- ワープスタビライザーは「位置、スケール、回転」を使いました。「サブスペースワープ」は使用していません。
まだまだ道半ば
似たような撮影と検証を繰り返してばかりですが、今回の撮影でもいくつか課題が見えてきたので、テスト撮影・編集 *2 はまだまだ続きます。
さらに、今行っているのは「カラーコレクション」です。この後、「カラーグレーディング」の世界が待っています。