coluli

最近は、デジカメのテスト撮影ばかりやっています。

HLG to SDR

DC-GH5のフォトスタイル「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を使ったテスト撮影をしてみました。近所の公園を1時間ほど散歩しながら撮影しました。

前半がPremiere処理後、後半は撮って出しです。

撮影時の設定

設定はこちらにまとめています。

設定は随時微調整しているので、今回の撮影時とは異なっている場合があります。

その他の設定・機材

  • 高精細アナモフィックモードで撮影 *1 し、77%に縮小した4K動画です。
  • 使用レンズは7Artisansの35mm F1.2です。大半のカットは開放で撮影しています。
  • 一脚を使用しています。

編集時の設定

  • Premiere CCで編集しています。
  • 個別カットの調整は行なっていません。タイムライン全体に調整レイヤーを1枚かぶせて、まとめてざっくりと色調補正しました。
  • 具体的には、
    色温度:15.0
    色かぶり補正:5.0
    露出量:-0.5
    コントラスト:100
    白レベル:50
    黒レベル:5
    となります。

補足・感想

  • 全体的にアンダーなのは意図したものです。
  • 前半のカットは間違って手ぶれ補正オフで撮影してしまいました。ぶれ多めです。
  • カットによっては未補正のほうがよかったりしますね。
  • 暖色系の発色が不自然な印象があります。フォトスタイルの「色相」をいじったのが影響しているかもしれません。要検証です。

その他

YouTubeで「HLG to Rec.709」「HLG vs V-Log」などのワードで検索すると、より詳細な検証動画が出てきます。オリジナルのLUTを配布してるところもあります。


*1:

好みの階調/目指す階調 3

YouTubeがだんだん好みの動画をサジェストしてくれるようになってきました。

Magic Lanternのテスト動画なのですが、

これは本当に素晴らしい。本当に素晴らしい *1 。きれいな奥さん(たぶん)の目力だけでなく、外国の日常風景がとても新鮮です。何度も観ていると家族の関係もわかってきたような気がします *2


アンダーでややアンバー寄りの、こってりしたトーンです。参考にしたいので、調べてみました。

00:04:00 00:04:00 弟さん(たぶん)
主要モチーフの階調は、輝度60%以下に収まっています。アンダーな印象です。ハイライト(空)はわずかに飛んでいます。

00:26:00 00:26:00 お父さん(たぶん)の後ろ姿
シャドウ部は5%ほどから始まっています。主要な階調は全体の4割ほどしか使っていません。お父さんのシャツがなぜか階調豊かです。

00:30:00 00:30:00 奥さん(たぶん)屋外
ハイライトがわずかに飛んでいます。全体にストライプが入っているのは、無理やり階調を伸ばしてバンディングが発生してしまったのでしょうか。

00:34:00 00:34:00 奥さん(たぶん)屋外
主要な階調は輝度50〜60%以下に収まっています。かなりアンダーです。空も飛んでいません。

00:39:00 00:39:00 奥さん(たぶん)とお母さん(たぶん)屋外カット
かなりアンダーです。

00:48:00 00:48:00 奥さん(たぶん)と弟さん(たぶん)屋外カット
空が大きく入っているにもかかわらず、輝度80%以下に納めています。めちゃアンダーです。

01:04:00 01:04:00 奥さん(たぶん)屋外
めちゃアンダー。

01:06:00 01:06:00 奥さん(たぶん)屋外
めちゃアンダー。

01:32:00 01:32:00 古道具店内
シャドウ部はわずかに潰れています。照明器具の光は飛んでいます。全体としてはかなりアンダー。

02:26:00 02:26:00 奥さん(たぶん)曇天の屋外
曇り空とはいえ、空を含めてこのアンダー具合。

02:29:00 02:29:00 曇天の風景
撮影時にハイライトは完全に飛んでしまっています。無理やりアンダーに抑えたようです。

02:32:00 02:32:00 奥さん(たぶん)曇天の屋外
こちらも撮影時にハイライトは飛んでしまったようです。

02:41:00 02:41:00 曇天下の牛
ハイライトからシャドウまで階調全体を利用していますが、空を中心にストライプが発生しています。無理やり階調を伸ばしたのでしょうか。

02:47:00 02:47:00 曇天下の羊
空を中心にストライプが発生しています。ハイライトも飛んでいます。

03:14:00 03:14:00 曇天下の山羊
破綻なく階調全体を利用しています。全体の印象はかなりアンダーです。

03:15:07 03:15:07 曇天下の牛
同じです。HDR的な印象があります。

03:26:07 03:26:07 曇天下の牛と奥さん(たぶん)
同じです。

03:52:00 03:52:00 人々と風景
空基準で露出を決めているようで、雲のトーンは豊富です。撮影時にシャドウが潰れていたのを持ち上げているようです。


*1:あんまりよかったので、中古で程度のよいEOS M(初代)を購入してしまいました。2019年現在でもMagic Lanternは楽しめそうです。

*2:チャンネル登録して他の動画も観て、だんだんわかってきました。

DC-GH5の動画撮影時の設定(6K Photo)

DC-GH5の高速連写の機能「6K Photo」を利用した撮影時の設定 *1 です。

DC-GH5はいろいろな撮影モードがありますが、「6K Photo」による動画撮影が最も高解像・高精細になります。

ただし、残念ながら6K Photoはもともと静止画撮影のための機能なので、動画撮影時のいくつかの設定を使うことができません。具体的には、

  • 「輝度レベル」設定が使えません。白とび・黒つぶれを制御しづらいです。
  • 「マスターペデスタル」設定が使えません。黒つぶれを制御しづらいです。

なので、対策として、

  • 「iDレンジコントロール」を使って黒つぶれを回避します。
  • アンダー目で撮影し、白とびを回避します。
  • コントラストの低いフォトスタイルを選択します。
  • 「ハイライト・シャドウ」で微調整します。

となります。

(190531版)

撮影時設定

  • 輝度レベル:設定対象外
    設定できません。
  • マスターペデスタル:設定対象外
    設定できません。
  • 撮影モード:A
    回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。
  • 露出補正:-2/3
    白とび回避のために低めにします。
  • ISO:オート
  • ホワイトバランス:補正なしの「晴天」
  • フォトスタイル:CineLike D
    コントラスト低めのフォトスタイルです。
  • コントラスト:±0
    コントラスト」はあくまでもハイライト・シャドウへの操作です *2 。白レベル(ハイエストライト)・黒レベル(ローエストシャドウ)の調整目的としては限定的なので、使わないことにします。
  • シャープネス:-5
    超解像」と併用。
  • ノイズリダクション:-5
    暗部ノイズは必要に応じてNeat Videoで処理することを前提に。
  • 彩度:+1
    編集時に抑えることができるので、飽和しない限りは高めでよいと思います。
  • 色相:±0
  • ハイライト・シャドウ:-1, +1
    コントラスト」を使用するよりも、白飛び黒つぶれ回避に効果的なのでこちらを使用します。
  • iDレンジコントロール:強
    黒つぶれ回避のために。黒レベルに作用します。白レベルにはほぼ作用しません。
  • 超解像:強
    シャープネス-5と併用。
  • 回折補正:AUTO

改訂履歴

  • 190526 作成。
  • 190531 白飛び黒つぶれの回避には、「コントラスト」よりも「ハイライト・シャドウ」を使った方が効果的 *3 であることを以前検証したことを思い出しました(完全に忘れていました)。

*1:通常の設定はこちらです。

*2:

*3:

DC-GH5の動画撮影時の設定(HLG)

HDR用のフォトスタイル「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を使ってSDR用の動画を作成するための設定 *1 です。

HLGは高輝度側に余裕があり、白とびがほとんど発生しません。併せて、マスターペデスタルを最大値にすることで、黒つぶれも防ぎます。

撮って出しはコントラストの低い超軟調な映像になります。編集時にコントラストを上げることを前提とした、「擬似log収録」として使います。

(190606版)

撮影時設定

  • 輝度レベル:設定対象外
    設定できません。
  • マスターペデスタル:+15(最大値)
    黒つぶれ防止のための設定。
  • 撮影モード:A
    回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。
  • 露出補正:なし
  • ISO:オート
  • ホワイトバランス:補正なしの「晴天」
  • フォトスタイル:Hybrid Log Gamma
    高輝度側にかなり余裕ができます。白とびしづらくなります。
  • コントラスト:設定対象外
    設定できません。
  • シャープネス:-5
    超解像」と併用。
  • ノイズリダクション:-5
    暗部ノイズは必要に応じてNeat Videoで処理することを前提に。
  • 彩度:±0
  • 色相:-1
    色転びが発生するので、補正しています。
  • ハイライト・シャドウ:設定対象外
    設定できません。
  • iDレンジコントロール:設定対象外
    設定できません。
  • 超解像:強
    シャープネス-5と併用。
  • 回折補正:AUTO
  • 手ブレ補正:ON
  • 手ブレロック(動画):ON
    ただし、お好みで
  • アナモフィック(動画):OFF

編集時設定

改訂履歴

  • 190526 作成。
  • 190606 手ブレ補正の設定を追記。

*1:通常の設定はこちらです。

ホワイトバランスいろいろ

DSCN1608

先日、乳白アクリル板を利用したホワイトバランスの設定方法を記事 *1 にしました。

役には立ったのですが、いまひとつ使い勝手がよくありません。乳白アクリル板は完璧には無色ではないので、ホワイトセット後に微調整が必要なのです。

その後、測色時に色が転ばない、着色のまったく無い半透明の素材として「すりガラス」を思いつきました。

家の中を物色したところ、以前購入したiPhoneのケースが出てきました。

DSCN1607

耐水ペーパー *2 で磨くと、着色のない半透明の板が手に入りました。冒頭の写真です。

こちらを使ってホワイトセットを行ったところ、後補正いらずで便利に使えました。


精度ですが、実用上は問題ないと思います。強いていえばやや青い(冷調)です。

すりガラスによるホワイトセット

太陽光に向けてホワイトセットしました。

値はする測定ごとに(↓)微妙にばらつきますが、

すりガラスによるホワイトセット

これ以上の精度は必要としていない *3 のでよしとします。


グレーカード

また、上記のような市販のグレーカードを利用して、ホワイトバランスを設定しても同様に役に立ちますが、

グレーカードによるホワイトセット

グレーカードによるホワイトセット

やはり測定の仕方により、それなりにばらつきます。


最後は好みの問題になるので、こだわりすぎても仕方ありません。

GH5「晴天」

GH5「晴天」

DC-GH5のプリセット「晴天」はこんな感じです。自然光の屋外での動画撮影であれば、基本これで済ませます。


Lr「昼光」

Lr「昼光」

Lightroomのプリセット「昼光」はかなりアンバーです。これはこれで雰囲気があるのでraw撮影時にはよく使います。


画面内グレーポイントで補正

撮影後に画面内のグレー(のマス)をPhotoshopの「レベル補正」のスポイトで操作するとこんな感じです。各グレーのマスは彩度2%以下になっています。


*1:

*2:700番の耐水ペーパーで両面を磨きました。

*3:実際には人工光源下で利用することになるので、まったく気付かないはずです。

USB変換アダプタ

ダイソーで「変換アダプタUSB >> TypeC」を購入しました。

USB Type-AをType-Cに変換するアダプターです。

DSCN1593

もちろん100円(税込108円)です。似たような商品をAmazonで検索するとどれも千円近くします。中国からの通販でも、300円以上します。

OTGケーブルとして、スマホタブレットにキーボードを接続して使用するつもりでしたが……

DSCN1602

なんと、こちらはUSB 3.0対応なのでした。

システムレポート

ハードディスクやUSBメモリを繋いでみると、きちんとUSB 3.0として認識されています。実際のデータ転送も十分速いようです。

DSCN1599

USBメモリスマートフォンに繋いで *1 、格納した動画ファイルを再生してみたところ、スムーズに再生されました。

いろいろ使い途はありそうです。私は2個買いましたが、もっと買っておけばよかった。


190522|追記 より詳細なレビューがありました。昨年(2018年)秋の記事です。


190524|追記 ローソン100でも同様の商品を見つけました。そちらには「USB3.1 Gen1対応」「最大5Gbpsのデータ通信」「最大5V3A対応」の表記があります。マウスやキーボードも接続可能(=OTGケーブル)な旨も記載されていました。


*1:FAT32でフォーマットする必要があります。

DaVinci Resolveの学習

X-Rite ColorChecker Passport Video *1 と相性の良い動画編集ソフトとして、DaVinci Resolveを使うことにしてみました。

ですが、DaVinci Resolve 16ベータをダウンロードして起動してみましたが、怖いくらいに操作方法がわかりません。

公式サイトにはトレーニングブックとして、無償配布のPDFが用意されています *2 が、一般の書籍を購入することにしました。購入したのは、『DAVINCI RESOLVE デジタル映像編集 パーフェクトマニュアル』です。

技術書は重く、ページ数も多いので章ごとにばらすことにしました。背にアイロンを当てると接着剤が溶け、ばらせるようになります。

DSCN1581

DSCN1589

マスキングテープで背をつけました。

これで持ち運びもラクになり、気軽に読めるようになりました。少しずつ勉強しようと思います。


*1:

*2:PDFはタブレットに入れていつでも読めるようにできますが、発光画面での読書はどうも頭に入りません。また、高性能タブレットを使ってもページめくりなどの操作速度は紙の書籍よりも劣ります。