coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

DC-GH5の設定

相変わらずDC-GH5の設定を調整し続けています。

だいぶ安定してきました *1

グレーディング後

グレーディングした後はどの設定も普通に役に立ちそうです。

CineLikeD_graded

Hybrid Log Gamma_graded

6K Photo_graded

グレーディング前

それぞれの設定は、撮影後にカラーコレクション・カラーグレーディングを施すことを前提にしています。見た目の最適化ではなく、10bit(1024)階調を上から下までフル活用しつつ、白飛び・黒つぶれが発生しない設定を目指しています。

CineLike D

CineLikeD_Lumetri

白飛び・黒つぶれ回避に関してはほぼ完璧です。通常の屋外撮影ならば、この設定でいけそうです。ミドルトーンに関しては[ハイライト・シャドウ]の調整を続ける必要があります。

最新の設定はこちら。

Hybrid Log Gamma

Hybrid Log Gamma_Lumetri

ハイライト側、シャドウ側共にかなりの余裕があります。画面に太陽が映り込むなどの輝度差の激しいシチュエーションでないと、この設定を使うのはちょっともったいないようです。

波形にストライプが発生しています。バンディング(トーンジャンプ)を起こしているのでしょうか。

最新の設定はこちら。

6K Photo

6K Photo_Lumetri

暗部がぎりぎり潰れています。ただ、グレーディング後の印象は他の設定とさほど変わりません。

やはり解像感に関してはこちらが一番高いようです。明らかにシャープです。

最新の設定はこちら。


190818|追記

グレーディング時の補正量をメモっておきます。Premiereの「調整レイヤー」を個々と全体とで2枚重ねで使用しています。

個々の補正量

(CineLikeD)

(Hybrid Log Gamma)

  • 露光量:+0.7
  • コントラスト:+100.0
  • シャドウ:+10.0

(6K Photo)

  • コントラスト:+100.0
  • シャドウ:+30.0
  • 黒レベル:+6.0

(さらに)全体への補正量

  • 露光量:-1.5
  • コントラスト:+40.0
  • ハイライト:+20
  • 白レベル:+100.0
  • 自然な彩度:-15.0
  • 彩度:85.0

*1:今回の撮影後、[彩度]の設定を1段階下げました。