キヤノンから、PowerShot G7 X Mark IIIとPowerShot G5 X Mark IIが発表されました。
↑ こちらはG7 X Mark III。どちらも連写速度とバッファ量は同じ。
一見、SonyのRX100シリーズの後追い商品ですが、気になる仕様がありました。
RAWバーストモード時最高約30.0コマ/秒の高速連写を実現。
ワンショットAF、プリ撮影を含み最大約70コマ。
これすなわち、
1ショットにつき約2.3秒、AF固定、音声なしの5.5Kのraw動画が撮影できる。
ということです。これは遊べそうです。価格がこなれたら購入したいと思います。
以前はNikon1 V1を使って4Kのraw動画を撮影していました。
この時も30コマ/秒または60コマ/秒の4Kraw動画を撮れましたが、バッファは30枚でした *1 。
1カット1秒ではやはり使いこなしが難しいのか、YouTubeを見てもVimeoを見ても、やっている/いた人はほとんどいません *2 。おそらく世界で10人もいないと思います。
raw連写が充実しているミラーレスも増えてきましたが、どれも大型ボディです。
- Sonyのα9は、AF・AE追随で20コマ/秒、バッファはrawで241枚です。
- Panasonicの DC-G9は、AF追従で20コマ/秒、バッファはrawで50枚、さらにAF固定なら60コマ/秒、バッファは同じく50枚です。
Nikon1で撮影していた当時から既に5年ほど経ちましたが、カメラ本体だけでrawの4K動画を収録できるのは、未だに、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kだけ *3 です。
はやく動画もraw形式がデフォになり、さくさく編集できるマシン環境にならないかと考えています。
あと5年くらいでしょうか。
190906|追記 その後、EOS M6 Mark IIが発表になりました。
同様にRAWバーストモードや4K動画撮影機能があるようですが、
- RAWバーストモードはさらに多い最大80コマですが、センサー中央部をクロップする仕様でした。
約1800万画素(約75%×約75%)、14bit(キヤノン独自、12bitAD変換)、電子シャッターによる撮影になります。
- APS-Cセンサーでクロップなしの4K動画が撮影できますが、全画素読み出しではないようです。
画像処理により、4K(UHD)解像度での出力としています。
個人的には残念な仕様でした。