coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

EOS R50のシャープネス設定

EOS R50の4K動画撮影時のシャープネス設定を検証してみました。

検証動画

  • 付属の標準ズーム(RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM)による撮影です。
  • Picture Styleは「Standard」です。
  • HDR PQで撮影し、BT.709に変換しています。
  • 最低感度のISO200です。
  • 「動画自動露出」モードで撮影しました。絞りはF11.0くらい、シャッタースピードは1/125秒くらいです。
  • 手ブレ補正はオフで撮影しています。センサーのクロップはありません。

6K全画素読み出し・画素加算なしの4K動画はとてもキレイです。精細感が素晴らしいです。いままで使用したカメラの中でもトップクラス *1 です。いい時代 *2 になりました。

シャープネスはかけなくてもシャープ、かけてもキレイ

きちんと解像しているので、シャープネスはかけなくても精細です。かけたらかけたでシャープ感は強まります。あとは好みですね。

sharpness0

↑ 建物のタイルの目地も解像しています。さほど「ねむい」印象は特にありません。

sharpness4

↑ デフォルトのままでも特に問題ありません。

sharpness7

↑ かけすぎるとさすがに植物ががさつきますが、必要に応じてありだと思います。

UnSharpMask

↑ 編集ソフトで後からシャープネスを付与することを前提に、「シャープネス:0」で撮影するのもありだと思います。


私の好みとしては、デフォルトよりやや弱め、シャープネス:+2〜+3でしょうか。組み合わせるレンズにもよるのかな。


*1:所有している機材で最も高精細なのは、GH5の6K Photoモードで撮影した5.2K動画ですが、それと遜色ありません。

*2:10年前には考えられませんでした。本当にいい時代です。 ちなみに、ローエンド機種での全画素読み出しを謳っているのは、キヤノン(例:EOS R50)、ソニー(例:ZV-E10)、富士フイルム(例:X-S10)だけのようです。まだ「常識」にはなっていません。