coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

eneloopが大嫌い

統計で統合

SANYO時代のeneloopは単4型のものがわずかにあるだけでした。


タイトルの通りですが、正確には、

の意味です。

eneloopの登場

wikipediaによると、2005年に発売開始とあります。

大きな新聞広告が出ていたのを記憶しています。その時に感じたのは、

あ、見た目優先でオキテ破りな事しやがって、ふざけんな!

でした。

当時、(乾電池型の)充電池は現在ほど普及しておらず、また、形式もニッカド電池ニッケル水素電池などが混在していました。そのため、充電池であることと、その種類を表すための「色帯」をマイナス側につけていました。

DSCN0846

古いニッケル水素電池。どれもオレンジ色の帯がついています。

https://www.jbrc.com/wp-content/themes/jbrc/images/project_distinguish_img01.jpg

見分け方 | 小型充電式電池のリサイクル 一般社団法人JBRC

色も入れ方も指定されて、たしかにデザイン上の制約としては大きいものですが、でもそこは守らなきゃダメだろう、それをやめるのがありなら何でもありだろう、と思ったものでした。

当時のごちゃごちゃした他社のデザインと差別化できたのは事実ですが、現在、このような問題が起きています。

充電池であることをひと目で識別する方法がないため、放電済のエネループが間違って捨てられているとのこと。仕方なくぺたぺたと注意書きを貼って対応している、という話です。

eneloop」ブランドに思い入れのあるおっさんならわかるのでしょうが、21世紀生まれの若者にこれが充電池であることを一目でわかれ、というのは無理でしょう。アルカリ乾電池とどこが違うんだ、いちいち裏側なんか確認しないよ、です。

充電池であることを識別するのための帯を廃した *3 のは万死に値します。

デザインも気にくわない

デザインも嫌いなのです。

白いボディ

真っ白なボディに青1色のロゴ、シンプルでよいかもしれませんが、「真っ白でシンプルな乾電池」を最初に発売したのはPanasonicだと記憶しています *4 。ロゴは金でした。eneloopロゴからPanasonicロゴになり、一周して元に戻った感じです。

サブブランドロゴ

二流企業がサブブランドロゴで見た目を改善しようとするのは大嫌いです。担当デザイナーがだっさい「SANYO」のロゴを使いたくないのは理解できますが、やはり「逃げ」だと思います。そんなことしているからPanasonicに吸収されてしまったのです。 サブブランドを使っていいのは「ネスレ」とか「P&G *5 」とかの巨大企業だけだと考えています。

次買う時はeneloop

とはいうものの、今後の購入はおそらく(Panasonicの)eneloop一択です *6EVOLTAもなくなり、安心の「Made in Japan」に統一されたのが理由です。性能も頭ひとつ抜きんでているようです。

我が家に関しては、アルカリ電池は基本使用しておらず、災害用として保管してるだけなので、運用時に間違えることもありません。

容量×繰り返し充電回数の値が一番大きい「eneloop lite」 *7 がいいかな、と考えています。大容量 *8黒(eneloop pro)を使ってみたこともありますが、繰り返し充電できる回数が少なく、すぐにダメになってしまいました。

追記

その後、コスパ優先で一世代前のeneloopや、東芝の(Made in Japanの)Impluse(中身はeneloop)を購入して使っています。

追記2

いまはこれがいいと思います。


*1:昔はニッカド電池も使っていましたが、さすがにもう家には残っていませんでした。

*2:けっこう昔に登場しましたがいっこうに普及の気配がありません。最近は充電用のUSBポート付きのやつを見かけます。

*3:今では色帯がついている方が少数派になってしまいましたが、eneloopが端緒になったと考えます。

*4:このページの1987年みたいなデザインだったはず。 www.panasonic.com

*5:余談ですが、Gillette傘下だった「BRAUN」も「DURACELL」も今ではP&G傘下だそうです(もちろんGillette自体も)。

*6:

eneloop富士通子会社のFDK製なので、富士通ブランドとかが同等品でコスパよしという意見も。 tokolog.net

*7:スペックはこちらで確認しました。 panasonic.jp

*8:勘違いです。すぐにダメになったのはSANYOの2700mAhのものでした。