coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

小綺麗なニッケル水素電池

自宅の電池は基本、ニッケル水素電池を使っています。

Panasonicの最新(第5世代)のeneloop *1 は性能はよいのですが、無駄に高価です。また、eneloopブランドは大嫌い *2 なので、代わりの候補を探してみました。

条件

Made in Japan

日本製を条件にすると、民生用ニッケル水素電池を唯一国内で製造しているFDK製になってしまいます。FDKはeneloopの製造元です。

廉価

コスパは重視します。日本製を条件にしておけば、安かろう悪かろう *3 は回避できると考えています。

小綺麗な外観

できれば見た目がいいものを選びたいです。ダサいのはいやです。

Askul

Askulのニッケル水素電池

アスクルオリジナルの電池のグラフィックはなかなか洒落ています。デザインはスウェーデンのStockholm Design Labだそうです。

www.stockholmdesignlab.se

細い数字にリサイクルマークのような矢印のエレメントがあしらわれています。グラフィックで「充電池である」事を表現している、というわけです。万人に理解可能かどうかは疑問ですが、アプローチには好感が持てます。

単3形で950mAh、単4形で550mAhなので、eneloop liteよりもさらに低容量です。低容量タイプは繰り返し利用回数が多いので、(充電を繰り返しながらの)長期間の利用が期待できます。また、軽量なので(電池式の)ワイヤレスマウスなどに使うと快適です。

価格は単三タイプが1本当たり247.5円です。一見割安に見えますが(繰り返しますが)低容量タイプです。

標準容量タイプ(旧製品?)もありましたが、配色が好みではありません。ただ、漢字で「充電式」と大きく表示しているのは正しい態度だと思います。

IKEA

ikeaのニッケル水素電池

文字組みだけのさっぱりとしたデザイン *4 ですが、とてもお洒落です。

スペックは第4世代のeneloopのような気もしますが、「1000回」の繰り返し利用回数がJISの旧規格なのか新規格かよくわかりません。そもそもJIS規格に則った表記ではなさそうです。

いずれにせよ、お洒落な割にすごく安いです。単三タイプが1本当たり199.75円です。他と比べて不自然に安いので、Made in Japanとはいえ、何らかのスペックダウンがあるのかもしれません。

その他

見た目を気にしないのであれば東芝のIMPULSE(インパルス)富士通ブランドニッケル水素電池がよいと思います。どちらも国産の1900mAhで、第4.5世代のeneloopと同等品だと思われます。AmazonやYodobashiでは単三タイプが1本当たり272.5円(東芝)、257.5円(富士通)です。

2023年春頃に、Amazonオリジナルカラー(ロゴが黒)で第4.5世代のeneloopが廉価で販売されていましたが、今は高価・高性能な第5世代(2000mAh・充電回数600回)に置き換わっていました。単三タイプが1本当たり545円(!)です。

◎全て2023年11月の価格です。


*1:

現在販売されているeneloopは第5世代です。リニューアルしたのは2023年4月25日です。第5世代のeneloopは、繰り返し充電回数は2,100回(を維持したまま)、単3形では2,000mAh、単4形では800mAhに容量をアップしています。

eneloopの世代ごとの比較はこちらが詳しかったです。 pc.watch.impress.co.jp

2005年の第1世代では1,000回(旧JIS規格)だったサイクル数は、 2009年の第2世代では1,500回、 2011年の第3世代では1,800回、そして、 2013年の第4世代では2,100回に増加させた。 その後、2015年の進化はサイクル回数は増やさずに、自己放電(残存率)をそれまでの5年間で70%から、10年間で70%に改良しており、ここは第4.5世代と言えるものになっている。

*2:

*3:長期利用時の液漏れも気になりますが、海外製のニッケル水素電池、特に大容量のものは規格よりも太かったり長かったりすることがあるようです。電池ケースから抜けなくなるのは困ります。

*4:と思ったらかわいいアイコンがあしらわれています。「充電池」であることを一生懸命(文字を使わず)説明しようとしています。