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ニューロマンサー〔新版〕

ウィリアム・ギブスンのSF小説『ニューロマンサー』を始めとするスプロール三部作+短編集が〔新版〕 *1 として復刊されるそうです。

www.hayakawabooks.com

第一弾の『ニューロマンサー』の発売日は2025年8月20日(水)です。今日(記事を書いた日)です。

差分

「復刊」といってもKindleなどの電子書籍は絶版にはなっていませんでしたし、新訳になるわけでもありません。

翻訳は黒丸尚のまま、変わった箇所は、

  • 新しいカバーデザイン
  • 新しい解説文
  • 用語集の収録 *2
  • 用語の表記統一

だそうです *3

また、数量限定オリジナルカバーの復刻やプレゼントキャンペーンなども行うとのこと。

なぜ今?

値段は税込み2255円です。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の単行本が買えてしまいそうな価格設定です。文庫本を2千円越えで売るとはまったく若い読者をバカにしてるのか、と義憤に駆られます。

差額(?)はキャンペーン施策の費用として使うのでしょうか。キャンペーンをきちんと打ち、過去の作品をきちんと生き永らえさせないと、水色の背表紙がならぶ棚を書店で確保するのが難しくなっているのかもしれません。

あるいは、もうすぐAppleTV+で『Newromancer』の映像化が実現するので、それに乗じた最後のかき入れでしょうか。マーケティング的に成立するとにかく一番高い値付けで荒稼ぎ、とも考えられます。

愛読書

W.ギブスンのスプロール三部作は私の愛読書です *4 。本当に面白い小説なので新しい読者が増えるのは素直に喜ばしいです。

ネットを検索すると2020年代に初めて読み始め「面白い!」と感想を書く方もそれなりにいます。一応「古典」として星霜を耐えたのでしょう。

映画や漫画、アニメなど、その後の様々な作品の元ネタなので、それらを探すのも一興かもしれません。

関連記事

これまで私が書いたギブスン関連記事(というより「メモ」) *5 です。どれも1分くらいで読めます。


*1:なぜ亀甲括弧?

*2:「SFマガジン」2025年8月号掲載の用語集を改定したものとのことですが、であれば特に読む価値はありません。単なる「埋め草」です。

*3:組版も変わり、文字サイズが大きくなったようです。その分ページ数も増え、厚くなったとのこと。

*4:橋三部作も読みましたがもう処分しました。あらすじも思い出せません。

*5:それぞれの記事にカテゴリー「W.ギブスン」をつけています。