coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

DC-GH5で6K動画(ほんとは5Kぐらい)

DC-GH5はもともと動画に強いミラーレスカメラですが、いつの間にか6K動画 *1 が撮れるようになっていました。

GH5各種動画サイズ

4K(3840×2160)、C4K(4096×2160)の他に、

  • 高解像アナモフィックモードによる6K動画(4992×3744)
  • 6K Photo(S/Sモード)による6K動画(5184×3456|もちろん音声付き)

を10bit *2 の30pで撮影可能です。

これらを16:9の4K動画の素材として利用すると、

  • 解像力の高い、解像感の高い、
  • 微妙な角度補正・多少のトリミングによる構図調整の余裕もある、
  • ソフトウェアスタビライズしても(拡大で)粗くならない、

非常に高品質なものを便利に作れそうです。

比較撮影をしてみました。

各モードでの動画を4K動画サイズのシーケンスに配置しました。それぞれ同じ幅(3840px)になるよう縮小し、上下はクロップしています。

非常に解像感の高い動画になりました。


解像感を比較すると、

6K Photo > Anamorphic > 4K

の順でした。


アナモフィック動画(4992px)と6K Photo動画(5184px)の横幅はほとんど同じなのですが、明らかに6K Photo動画の方が解像感が高いようです。理由は不明です。もしかすると、6K Photoのみ、センサー全画素読み出しなのかもしれません。

設定していた[超解像(i.Resolution):強]が影響しているかもしれないので、検証したところ

180909|追記 超解像は関係ありませんでした。

180911|追記 ビットレートを比較してみたところ、

  • 4K:150Mbps
  • Anamorphic 6K:193Mbps
  • 6K Photo:191Mbps

でした。6K Photoのビットレートだけが特に高い、ということでもないようです。


通常の4K動画に比べ、残りの二つはコントラストがやや高いようです。理由は不明ですが、設定していた[iDレンジコントロール(i.Dynamic):強]が影響しているかもしれません。要検証です。

180909|追記 iDレンジコントロールは関係ありませんでした。単なる日差しの変化のようです。


190530|追記 「6KPhoto動画は電子手ぶれ補正を使えない/使わないからシャープなのでは?」と、気になったのでアナモフィック動画の電子手ぶれ補正オン・オフ2種とも比較してみました。やはり6K Photo動画のみが頭一つシャープです。


*1:横幅基準だと5K動画相当になります。

*2:ただし4:2:2ではなく、4:2:0です。