Picture Style Editorを使って、キヤノン機で使えるプロネガスタンダード風のPicture Styleを作成しました。
こちらからダウンロードできます。
作成方法は以前と同じです。興味のある方はこちらもご覧ください。
PRO Neg. Stdの特徴
プロネガスタンダードはまじめなフィルムシミュレーションなのでこれといってわかりやすい特徴がありません。一言でいうと「軟調」でしょうか。
強いて挙げると暖色系の色相が明るくなるので、人肌が独特の色になります。ファンデーションを厚めに塗ったような肌色なので、個人的には好みではありません。
今回はテスト撮影を多めに行いました。結果、彩度と明度に関してはこれまで作成したPicture Style作成時の変更の値では大きすぎることがわかり、より微妙な変更値(差分の1/2)にしています。既存のPicture Styleも改定が必要そうです。
コントラストは-2にしていますが、たぶん使いづらいので適宜アップしてください。トーンカーブも少しいじりました。ハイライトの抜けを悪くしています。
作例
作例は「撮って出し」ではなく、rawで撮影した写真にDPP4上でPicture Styleを適用しています。
LumixのS9が発売され、lutを使った「くどい」色調の写真が流行るかもしれません。ブームは数年で終わると思うので、大事な写真はrawで撮ることをおススメします。
色調の癖が少ない分、ホワイトバランスを「太陽光」から「オート」にするだけでかなり印象が変わります。
「(写真)作品」でなく「(撮影)対象」を素直に見せたい *1 場合、役に立つPicture Styleだと思います。
追記
英語表記は「PRO Neg. Std」でしょうか。それとも「PRO Neg.Std」でしょうか。公式サイトにはどちらの表記もありました(怒)。今回は「PRO Neg. Std」としていますが、略称ではピリオド後のスペースは不要、という英語表記に関する記事も見かけました。もやもやします。
追記2
「PRO Neg.Std」で統一し直しました。
*1:この時は(本物の)PRO Neg.Stdで撮影しました。