coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

人工光源でのホワイトバランス

普段、デジカメのホワイトバランスはたいてい「昼光」にしています *1

また、物撮りの時はApple Remoteをグレーカード代わりに使います。

大抵はこのふたつで足りるのですが、夜景などの人工光源下での撮影には役に立ちません。 AWB(オートホワイトバランス)も意図通りにならないことが多いです *2

アクリル板を使ってカメラを入射光式のメーターとして使ってみました。

DSCN1579

乳白アクリル板を適当にカットして、レンズの前にあてがいます *3 。 この状態でカメラを光源に向け、ホワイトバランスをセットします。

昼間の太陽に向け設定(ホワイトセット)したところ、やや色が転んでいました。 [調整]でA:2、M:2にしたところ、昼光とほぼ同じ色温度になりました。

光源に向けてホワイトセット+[A:2, M:2]

でいけそうです。


近所の夜景を撮影してみました。

基準としたいのはLEDの街灯です。こちらにカメラを向けてホワイトセットします。

_1011161

[A:2, M:2]の補正を行い、撮影しました。

_1011152

白熱電球の色に引っ張られることなく、街灯の光が適切に補正されています。


同様に高演色LEDランプ *4 で物撮りをしてみました。

_1011168

ランプは電球色のものですが、ほぼ正確に補正されています。正確すぎて電球色の雰囲気はなくなってしまいました。


*1:rawで撮ることが多いので撮影時のホワイトバランスは関係ない場合も多いです。

*2:先日の夜景の撮影はAWBで行いましたがやや緑色に転んでしまいました。

*3:以前はもっと雑に行っていましたが、再現性が欲しかったので今回はちょっと丁寧にやってみました。

*4:

Android OSの独自拡張

スマートフォンメーカー各社のAndroid OSの独自拡張について調べてみました *1 。調べてはみたものの、あまり有用な情報はみつけられませんでした。

Xiaomi

「MIUI」という名称で独自拡張を行っています。バージョンは10になりました。

以前の私の記事もご覧ください。

画面端からのスワイプを「戻る」にあてがったのはとてもよい/実用的なアイデアだと思っています。グラフィックのカスタマイズのセンスもとてもよいです。2カラムレイアウトの「起動中アプリケーションの一覧表示」なども機会があったら是非見てください。

Umidigi

S3 Proなど、最新機種はどれも素に近いAndroid 9(Pie)ですが、若干のカスタマイズを加えているようです。

一般の方のレビュー動画、4:15あたりからのUIのカスタマイズはやや気になります。4:33で表示されている画面を見るとわかりますが、「(画面内)下部端から上にスワイプ」を「戻る」ボタンのジェスチャーとして設定できるようです。

Huawei

Pieの上にカスタマイズUIの「EMUI 9.0」を乗せています。概要記事がありました。

個人blogに詳しめの解説記事がありました。「戻る」操作はXiaomiのジェスチャーと同じ。また、その他にも「フローティングボタン」など、いくつかのUIの中から選べるようです。

Samsung

One UI」だそうです。

YouTubeの説明動画

も見たりしましたが、

表示部を上、操作部を下に持ってくると使いやすいよ」の一言で要約できそうな内容でした。

ちなみに、Galaxy S8/S8+で採用されたカスタマイズドアイコンはPentagramのデザインでしたが、Android OSが9(Pie)になった時点で捨ててしまうようです。


190422|追記 
ウインタブの記事の中で、UMIDIGiiやGalaxyのスマホのUIについて触れられていました。

こちらの記事によると、GalaxyのOne UIにも、Umidigiと同種のジェスチャー操作が採用されているとのこと。

Oneplus

「OxygenOS」と称していますが、説明ページ(ページ中程に「OxygenOS」の説明コーナーがあります)を見ても、ほとんど素のAndroidのようにみえます。

ASUS

ZenUI」という名前です。単に独自アプリを何本か搭載しているだけのように見えます。

YouTubeチャンネルがありました。

htc

スマートフォン本体を握ることで操作する「Edge Sense」というものを売りにしているようです。

ただ、1年以上、スマートフォンの新製品が出ていませんね。VIVEで手一杯なのでしょうか。

Lenovo

Android Oベースの「ZUI10」というのがあるらしいのですが、詳細不明です。

Sony, LG, Sharp

それらしい情報は見つけられませんでした。


*1:Android OSの「戻るボタン」の操作バリエーションを把握したかったのが動機です。

DMC-GX7MK2、DC-GX7MK3の4K動画撮影時のクロップ量

Panasonicのミラーレスカメラはどれも4K動画を撮影できますが、ミドルレンジモデルはセンサーのフル幅で撮影できません。ややクロップされます。また、機種によってクロップ量が異なります。購入するたびに調べなければいけません *1

私の所有していない機種について調べた *2 方がいました。

gae.hatenablog.com

(すでに販売終了した)GX7MK2よりも、(後継機種の)GX7MK3の方がクロップ量が多いとのこと。

他の機種含めた法則としてはどうやら、

2000万画素モデルの方が、(1600万画素モデルより)クロップ量が多い。

ようです。

新しく出たDC-G99は2000万画素モデルですが、4K動画のクロップ量はどの程度でしょう。多めなのでしょうか。

DC-G8も併売するようですが、そこらへんが関係しているかもしれません。


190411|追記 さらにググったら決定版ぽいものを見つけました。これは便利です。素晴らしい。……と思いましたが、実測ではないので間違いもあるようです *3 。でも、とても参考になります。

route207.net


190513|追記 また調べて記事にしました。Panaの1600万画素機と2000万画素機の4K動画のセンサーサイズは、ハイエンド除いてこのどちらかではないかと思います。


*1:

*2:後から気づきましたが、この方も実際には調べてないっぽいですね。Pana機はGH4除いて、センサー中央の4K dot by dotクロップではないはずなのです。

*3:少なくともDMC-G7の数値が間違ってるのは確かです。中央dot by dotではありません。

MIUI 10 Navigation Gestures

私の今のスマートフォンは、2018年の6月からXiaomiのMi MIX 2です。

便利に使っており、満足しています。特に気に入っているのはXiaomiが独自拡張したUI、「MIUI」の、

画面端からの横スワイプによる「戻る」操作(“Swipe to Back”ジェスチャー

です。

こちらに慣れてしまうと、他のスマートフォンにはもう戻れないのではないかと思ってしまいます。とても気に入っています。

「[戻るボタン]のジェスチャー化」とかいっても、使ったことのない方には???で、全くイメージできないと思いますが、例えていうならば、

引っ張って更新(Pull-to-refresh)」と同じくらい便利なもの *1

といった感じです。

スマホのUIの「引っ張って更新」が全て「[更新ボタン]のタップ」とかになってしまったらすごく嫌だと思います。そのくらいの便利さ・重要さです。


かといって、特定のメーカーに囲い込まれるのも癪です。Xiaomi以外はどうだろうかと、スマートフォンメーカー各社の独自UIについてざっと調べてみました。

似たようなUIはHuaweiやUmidigiも採用していました(安心しました)。SamsungAsusにはありませんでした。

また、Xiaomi自身も *2 他社Android機向けに、「MIUI 10 Navigation Gestures」

というカスタマイズユーティリティーを出しているのを見つけました。こちらをインストールすると、MIUI 10のジェスチャー機能を再現できるようになります。

さっそくタブレット *3 や別のスマホ *4 にインストールしました。左右の戻るジェスチャーについては画面の反応含め、ほぼ完全に再現できています *5

やはりとても便利です。


追記|190922

Andriod OSがバージョンアップして、9や10以降、ナビゲーションバーの3ボタンを全て非表示化・ジェスチャー化できるようになりました。 ただ、9(Pie)だと、どれも画面下端から上へのスワイプ操作なのでやや使いづらく、Xiaomiのアドバンテージはまだあります。一方、10では左右端からのスワイプに対応したので、XiaomiのUIとほぼほぼ同じです。


*1:こちらも元々はAppleGoogleなどOS開発の本家ではなく、サードパーティーが発明したものです。

*2:嘘でした。XiaomiのUIを模すための個人アプリのようです。BANされたらどうしよう。

*3:

*4:

*5:画面下部からのジェスチャーiPhone Xのような操作)については、rootを取得しないとNavigation Barを完全に非表示にすることはできないようなので、一旦あきらめました。

E-M10 Mark IIIの動画撮影時の設定

動画撮影用の設定をメモっています。完全に備忘録です。

以前の記事 *1 を起点にしていますが、既に大幅に変えています。

(191027版)

撮影時設定

  • 撮影モード:A
    回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。
  • 基準露出補正:-5/6
    白とび防止のため、常時アンダーで撮影しています。後補正前提。
  • 露出補正:なし
  • ISO:オート
  • ホワイトバランス:昼光(A+1, G-1)。補正後は、色温度:5200 色かぶり補正:+13になります。
  • ピクチャーモード:Vivid
    Flatは色相のずれが大きいので使用中止。
  • コントラスト:-2
    最低値です。一番軟調な設定で。
  • シャープネス:-2
    最低値です。
  • 彩度:-2
    最低値です。
  • 階調:オート
    白とび・黒つぶれ防止に有効です。
  • ハイライト・シャドウ:±0効果がわかりづらいため、いったんリセット。

改訂履歴

  • 190331 作成。
  • 190407 基準露出補正をさらにアンダーに。ピクチャーモードをFlatに。コントラスト下げる。-2に。ハイライトを抑える。-3に。彩度を+1に。太陽光の補正。A+1,G-1に。
  • 190413 基準露出補正下げすぎたのでやや戻す。彩度上げすぎたのでやや戻す。コントラスト下げるためにハイライトシャドウを逆s字に。色温度調整未解決。
  • 190429 編集時に調整することを前提とし、色温度はデフォルトで撮影。
  • 190505 グレーカードを基準にした場合、[ A2.5, G-0.5 ]くらいが良さそう。端数は使えないので、[ A+2, G-1 ]で様子をみる。
  • 190511 テスト撮影時に飽和気味だったのと、Pana機に揃えるために。彩度1段下げて-1に。
  • 191020 色相のずれを回避するために、Vividを基本に。それでも後処理で5°くらい回転した方がよさそう。ハイライト・シャドウをリセット(数値探し直し)。
  • 191027 ホワイトバランスの微調整を検証結果 *2 に基づき変更。
  • 200209 上記のホワイトバランス補正(A+1, G-1)後の数値は、DC-GH5のデフォルトの昼光 *3 に最も近くなる設定であることを再確認しました。

*1:

*2:

*3:

DC-GH5の動画撮影時の設定

動画撮影用の設定をメモっています。完全に備忘録です。

以前の記事 *1 を起点に、その後の変更を記録しています。

(190727版)

撮影時設定

  • 輝度レベル:64-940
    白とび・黒つぶれが緩和されます。
  • マスターペデスタル:+6
    黒つぶれ防止のための設定。
  • 撮影モード:A
    回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。
  • 露出補正:-2/3EV
    アンダーにしておいた方好み。白飛び防止のためにも。
  • ISO:オート
  • ホワイトバランス:補正なしの「晴天」
  • フォトスタイル:Cinelike D
    とりあえず。
  • コントラスト:+1
    CineDの眠さを求めているわけではないので。
  • シャープネス:-5
    超解像」と併用。
  • ノイズリダクション:-5
    暗部ノイズは必要に応じてNeat Videoで処理することを前提に。
  • 彩度:±0
    彩度高すぎるようなので。
  • ハイライト・シャドウ:-2, 0
    スキントーンがハイキーになり気味なので抑えるために。
  • iDレンジコントロール:AUTO
    黒つぶれ防止のための設定。
  • 超解像:強
    シャープネス-5と併用。
  • 回折補正:AUTO

改訂履歴

  • 190331 作成。
  • 190408 露出補正を±0から-2/3EVに。コントラストを±0から+2に。ハイライトを±0から-2に。彩度を±0から+1に。
  • 190525 コントラストを上げすぎたようなので間をとって+1に。
  • 190727 彩度が高すぎるので抑える。

*1:

Flickrの写真を大量に削除しました

_PL60111

Flickrの仕様が変わって、Pro Accountの年間料金が上がってしまいました。

料金が多少高くなっても継続できないこともないですが、突然死んでしまって更新をやめるとその後はFreeアカウントになってしまいます。Freeアカウントになると、最新1000枚以外は削除されてしまうとのこと。

Flickrはこのblogの画像の格納に使っている *1 ので、古い写真が削除されるのは困ります。以前の仕様 *2 では、新規アップロードや閲覧に制限がかかるだけで、写真の削除はされませんでした。

いつFreeアカウントになっても大丈夫なように、アップロードした写真を大量に削除しました。


  • 写真は全部で2万枚強アップしていました。
  • 大半は奥さんが撮影した子供の写真です。バックアップ用にアップロードしていました。
  • Organizeの画面から、Visible to Family(プライベート写真)をSelect Allして、すべてDeleteしました。
  • 一気に2500枚ほどまで減りました。
  • がらくた類を処分前に撮影したものがかなりあったのでDeleteしました。
  • その後、ざっくりと写真を確認しながらDeleteしていきます。
  • なんとか1500枚まで減りました。
  • さらにちくちくと写真を確認しながら数枚ずつDeleteしていきます。
  • 閲覧数の多いものやLikeの多いものも容赦無くDeleteしました。

990枚まで減らすことができました。休み休み作業したので2週間ほどかかってしまいました。


数百以上Viewされた写真、それなりの数Favされた写真もありましたが、このblogに掲載していないものはほぼすべてDeleteしました。たくさん見てもらえた写真を削除するのはちょっとためらいました、がDeleteしました。

作業が終わった今は、世の中との接点が少しだけ切れてしまったような寂しい気持ちです。


今後、お気に入りの写真をどこに放流するかについては考えあぐねています。Instagram? 500px? Photohito? どれもちょっと違うと考えています。


*1:今後のblogの画像についてはもう一つ作った、新しいFlickrのフリーアカウントにアップしています。あるいはGoogle Photoなども利用するかもしれません。

*2: