coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

Flickrの写真を大量に削除しました

_PL60111

Flickrの仕様が変わって、Pro Accountの年間料金が上がってしまいました。

料金が多少高くなっても継続できないこともないですが、突然死んでしまって更新をやめるとその後はFreeアカウントになってしまいます。Freeアカウントになると、最新1000枚以外は削除されてしまうとのこと。

Flickrはこのblogの画像の格納に使っている *1 ので、古い写真が削除されるのは困ります。以前の仕様 *2 では、新規アップロードや閲覧に制限がかかるだけで、写真の削除はされませんでした。

いつFreeアカウントになっても大丈夫なように、アップロードした写真を大量に削除しました。


  • 写真は全部で2万枚強アップしていました。
  • 大半は奥さんが撮影した子供の写真です。バックアップ用にアップロードしていました。
  • Organizeの画面から、Visible to Family(プライベート写真)をSelect Allして、すべてDeleteしました。
  • 一気に2500枚ほどまで減りました。
  • がらくた類を処分前に撮影したものがかなりあったのでDeleteしました。
  • その後、ざっくりと写真を確認しながらDeleteしていきます。
  • なんとか1500枚まで減りました。
  • さらにちくちくと写真を確認しながら数枚ずつDeleteしていきます。
  • 閲覧数の多いものやLikeの多いものも容赦無くDeleteしました。

990枚まで減らすことができました。休み休み作業したので2週間ほどかかってしまいました。


数百以上Viewされた写真、それなりの数Favされた写真もありましたが、このblogに掲載していないものはほぼすべてDeleteしました。たくさん見てもらえた写真を削除するのはちょっとためらいました、がDeleteしました。

作業が終わった今は、世の中との接点が少しだけ切れてしまったような寂しい気持ちです。


今後、お気に入りの写真をどこに放流するかについては考えあぐねています。Instagram? 500px? Photohito? どれもちょっと違うと考えています。


*1:今後のblogの画像についてはもう一つ作った、新しいFlickrのフリーアカウントにアップしています。あるいはGoogle Photoなども利用するかもしれません。

*2:

DMC-G7の動画撮影時の設定

動画撮影用の設定をメモっています。完全に備忘録です。

(190413版)

撮影時設定

  • 輝度レベル:16-255
    後処理時にハイライト側にマージンが確保されます。
  • 撮影モード:A
    回折防止のため、絞ってもf/7.1まで。NDフィルターは使わず、シャッタースピードが早くなってしまっても気にせず(諦めます)。
  • 露出補正:-1EV
    白飛び防止のため。後処理前提。
  • ISO:オート
  • ホワイトバランス:補正なしの昼光
  • フォトスタイル:Cinelike D
    他のスタイルではどれもコントラストが高すぎたので。
  • コントラスト:+2
    かといってデフォルトでは低すぎます。+3は上げすぎだった。
  • シャープネス:-5
    超解像」と併用。
  • ノイズリダクション:-5
    暗部ノイズはNeat Videoで処理することを前提に。
  • 彩度:-2
    スキントーン基準で決めましたが、飽和寸前まで上げることに。
  • ハイライト・シャドウ:0, 0(補正なし)
  • iDレンジコントロール:強
    黒つぶれ防止のため。
  • 超解像:強
    シャープネス-5と併用。
  • 回折補正:AUTO

改定履歴

  • 190322 作成。
  • 190413 テスト撮影後の設定。コントラスト1下げて+2に。彩度1上げて-2に。後処理に関する記述を削除。

GimbalGun

CINEMA5Dで紹介されていました。

角パイプに電動スタビライザーとモニタやマイクなどの周辺機器を乗せ、丈夫な幅広ストラップでショルダーバッグのように肩から下げて使います。

片手持ち前提の電動スタビライザーですが、決して軽くはないので(まとめて)肩から下げられるようにする、というアイデアは確かにありだとは思います。

ただ、ここまで物物しくするのはどうかと思いますが……。無駄に重くしているような気も。なんだか本末転倒な感じもします。

わざわざクラウドファンディングでお金を集めなくても簡単に作れそうです。ジョークなのでしょうか。

6K Photoを現像する

6K Photoのテスト撮影をまたやってみました。

Adobe Premiere CCを使った、6K Photoの「現像」が画質向上に有効 *1 かと思っていましたが、そうでもありませんでした。

今回の対象は昼間の動体です。近所の公園で鳥を撮影しています。


6KPhoto|カメラ内切り出し

↑ 6K Photoによる撮影。

6KPhoto|Premiereで調整

↑ Premiereに素材動画を取り込み、微妙なトーン調整、彩度調整、アンシャープマスク処理などを行っています。やる意味があるといえばありますが、第三者には判別できないと思います。

6KPhoto|Premiereで調整NeatVideo処理

↑ Neat Videoによるノイズリダクションは、動体には有効ではありませんでした。特に水面など動きの激しい対象では、前後のフレームを参照のしようもなく、単にディティールが溶けるだけでした。

6KPhoto|カメラ内切り出し/ローリング歪み補正

↑ カメラ本体内での切り出しでは、ローリング歪みを補正できます。ここら辺の手軽さにはかないません。


中央部のクロップで多少差がわかりやすいかと思います。

部分_6KPhoto|カメラ内切り出し

↑ カメラ内現像。

部分_6KPhoto|Premiereで調整のコピー

↑ Premiereにて現像。

部分_6KPhoto|Premiereで調整NeatVideo処理のコピー

↑ Premiereにて現像。Neat Videoでノイズリダクション。

部分_6KPhoto|カメラ内切り出し/ローリング歪み補正

↑ カメラ内現像。ローリング歪み補正。


6KPhoto|カメラ内処理

↑ カメラ内現像。

6KPhoto|Premiere処理

↑ Premiereにて現像。


*1:

センタースポットフィルターでローファイな写真

_1000723

クラシックレンズにタンバール(THAMBAR)というソフトフォーカスレンズがあります。

最近ライカのMマウントで復刻したそうで、製品の紹介記事がありました。

記事の中で紹介されている付属品に「センタースポットフィルター *1 」というものがありました。 レンズ中央部を塞ぎ、周辺部の収差の大きな部分だけを使うことで、ソフト効果をより高めるためのもののようです。

原理としてはわかるような気がしたので、作ってみました。


DSCN1553

100円ショップでシールを購入し、マジックで黒く塗りつぶします。

DSCN1558

Amazonで最安のフィルターを購入し、フィルターの裏側(内側)から貼り付けて、レンズに取り付けます。

DSCN1563

使用したレンズはズイコーの50mm F1.4です。カビによるくもりでほぼソフトフォーカスレンズとなってしまっています。

DSCN1566


撮影してみました。

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_1000708

収差たっぷりのむやみにローファイな写真になります。

_1000698

コントラストが極端に低くなり、いくら露出を下げても暗部が全くつぶれないので目いっぱい暗く(現像)してみました。


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何を撮っても雰囲気は出ます。


_1000692

アウトフォーカスの(点)光源にはシールの形状が現れます。

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なので、ボケがかなりうるさくなりがちです。ミラーレンズのようです。


P1000715

絞りはすべて開放のf1.4で撮影しています。

P1000717

絞るとシールの形状が現れます。


_1000774

逆光でハイライトにパープルフリンジが盛大に出たのでモノクロにしてみました。


思ったより使いこなしは難しかったです。癖も強いので、使いどころは考える必要があります。


*1:「センタースポットフィルター」でググっても、色付きフィルターの真ん中に穴を開けたものばかり出てきます。

好みの階調/目指す階調 2

YouTubeをぼんやりとブラウズしていたら、「2018年のホラー映画ベスト10選(10 Best Horror Movies Of 2018)」というのがありました。

観てみたところ、紹介されている作品のトーンがどれも自分の好みでした。オリジナルの予告編を探して、トーンを調べてみました。

POSSUM

POSSUM

大半のカットは輝度域の4割程度しか使っていません。
彩度を抑えた画作りです。

SUSPERIA

SUSPERIA

こちらも同じ。屋外のシーンですら、8割程度です。
こちらはグリーンの色味が強い画作りです。

GHOST STORIES

GHOST STORIES

これまた同じ。空が大きく入ったカットでも、かなりレンジは狭めです。
屋外シーンの色温度は高め。青い画面です。

REVENGE

REVENGE

トーンは割と普通でした。かなりアンバーめにまとめられています。

UPGRADE

UPGRADE

トーンに関してはこれが一番普通(フル活用)かも。

190319|追記 動画がなくなり、別の予告編をつけました。なんかよくある青緑色の映画になっていました。

CLIMAX

CLIMAX

画面が真っ赤です。中央からハイライトにかけて、Rの成分しかありません。

A QUIET PLACE

A QUIET PLACE

ハイライトとシャドウを青緑色に転ばせた、よく見かけるタイプの画作りです。あまり好みではありません。

THE ENDLESS

THE ENDLESS

低彩度に加え、シャドウがぜんぜん締まっていない枯れた感じのトーンが印象的です。

ANNIHILATION

ANNIHILATION

SF映画だからか、割と普通のトーンでした。

HEREDITARY

HEREDITARY

銀塩フィルムのLookをあてがったような、よく見かけるタイプの画作りでした。あまり好みではありません。


RGB波形だけでは、どのようなグレーディングをやっているかはほとんどわかりませんが、それでもだいぶ参考になります。

動画からの静止画の切り出し

動画ファイルからの静止画の切り出しについて検証してみました。


DC-GH5には「6K Photo」という、動画(=高速連写)から静止画を切り出す機能があります。

夜の風景を撮るとこんな感じになります *1

01_カメラ内現像_P1000676

感度はISO12800、30fpsの連写なので、シャッタースピードは1/30です。

6K Photoはカメラ内での画像切り出し時に前後のフレームを参照してノイズリダクションをかけてくれるはずなのですが、あまり効果を感じません *2

Panasonic GH5の製品ページから

時空間ノイズリダクション

6Kフォト/4Kフォトモードで撮影した膨大なデータを用いて、残したい瞬間の前後の複数フレームから被写体の動きを読み取り、画素ごとに動きを考慮したフレーム合成処理を行うことで、ノイズを抑えた美しい1枚の写真として残すことができます。
高感度撮影時にはこの「時空間ノイズリダクション」が自動ではたらき、高ISO時に発生しやすいノイズを大幅に削減することが可能になりました。


切り出しに使われる元の動画は6Kのh.265なので、Premiere CC上で処理してみました。

02_NeatVideo_P1000670.00_00_01_21.静止画001

  • ノイズリダクション用のプラグイン、「Neat Video *3 」を使ってノイズを軽減しています。前後5フレームを参照しています。
  • ホワイトバランス/トーン/彩度などを調整しています。動画ファイルは10bitなので、多少の補正には耐えられます。

ややぬるりとしましたが、ディティールもそれなりに残ったままノイズが軽減されました。トーンも好みのものになりました。


通常のraw撮影カットをLightroomで現像したものはこのようになります。

03_raw_1000673

1ショット画像のノイズリダクションはやりすぎるとディティールがかなり溶けます *4 。また、カラーノイズを減らそうとすると全体的に色が抜けてしまうようです。ほどほどにします。


夜景に限らず、6K Photoからの切り出しは、Premiereを使った方がいいかもしれません。ただし手間はそれなりにかかります。

単に夜景であればフルサイズなど大きなセンサーのカメラを使うのがよいでしょう。あるいは、最新のスマートフォンを使えばもっとずっとキレイに撮れると思います。


190310|追記 昼間の動体撮影では、あまり役に立ちませんでした。


*1:構図と縦横比だけ調整しています

*2:撮影時のノイズリダクション設定が関係しているかもしれません。[ -5(最低) ]にしています。

*3:

*4: