coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

EOS R50でVelvia撮って出し

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週末の桜が散り切らないうちに、カメラを持って出かけてきました。持って出かけたのは買ったばかりのEOS R50です。超快適でした。

EOS R50のファーストインプレッション

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小型・軽量

楽です。最高です。片手で長時間持ってもストレスなし。凸凹も少ないのでトートバッグにもすんなり収まります。撮影してもしなくても、荷物の負荷はまったくありません。

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AF性能

速いです *1 。像面位相差なのでウォブリングなしでスッと合います。STMで無音です。

フォーカスの外れも少ないです。R10のようなコントローラーはついていませんが、ほとんどの場合は欲しいところにピントがきます。外れてもレリーズボタンをもう一度半押しすればたいてい合焦します。背面液晶のタッチで合わせることも可能なようですが、使っていません。

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レンズ

F4.5始まりの暗いズームレンズ *2 ですが、大きなボケを期待しなければまったく問題ありませんでした。18mm-45mmの2.5倍ズームは望遠側でもう一声欲しいと思うこともありましたが、いいだしたら切りがありません。「画角を大きく変える」ためではなく「構図の微調整」のためのズームレンズ、と考えればいいのだと思います。その意味で、単焦点よりもやはり便利です。

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使い心地

フォーカスも露出も任せきりで信頼できるので、背面液晶は畳んでLVFだけで撮影していました。撮影後の確認もほとんどせずにぱたぱたとシャッターを切りました。フィルム時代のコンパクトカメラのようです。設定を色々いじったり撮った写真をその場で見返したりすることもないので、外出はきちんと「外出」になります。「撮影ロケ」になりません。

この「楽さ」は久しぶりに味わいました。スマホの撮影より楽かもしれません。

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Velviaで撮って出し

Picture Styleは自家製の「Velvia風」です。以前、Classic Chrome風のPicure Style *3 と一緒につくりました。

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使ってみたところ、FujifilmのフィルムシミュレーションのVelviaはかなりお上品なようで、リバーサルフィルムのVelviaとはやや印象が異なったので主観でチューニング *4 しています。

  • 自分が使っていた当時の、実効感度の低いVelvia50の感じを再現するために、若干アンダーになるようにしました。
  • 何を撮ってもマゼンタ転びする当時の印象を再現するために、わずかに「色あい *5 」を赤方向に振っています。

土曜日に撮影し、帰宅後確認してPicture Styleをわずかにチューニング。rawファイルにチューニングしたPicture StyleをあてがってDPP4で現像し直しました。翌日の日曜日の撮影は完全に撮って出しです。

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動画撮影のために購入したEOS R50ですが、おでかけのお供としてのコンデジとして大変楽しく使えました。楽しく使ったからといっていい写真が撮れるわけではありませんが、楽しいのはやはり重要です。

撮影場所

土曜日は晴れ。東京大田区の洗足池公園とその周辺です。日曜日は薄曇り。東京目黒川沿いの桜並木です。

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*1:ソニーの像面位相差は使ったことがない人間の感想です。

*2:暗いレンズなので絞りの選択肢もほとんどありません。Pモードで撮影し、プログラムシフトもほとんどしませんでした。

*3:

作成したPicture Styleはこちらからダウンロードできます。

*4:やりすぎると単なるローファイな写真になってしまうのでほどほどにしています。本物のリバーサルのVelviaはもっとエグい発色でした。

*5: