coluli

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Adobeのレンズプロファイル

Adobeの「サポート対象レンズ *1 」のページがちょっと面白かったので記事にします。

helpx.adobe.com

レンズプロファイル

(Adobeの)レンズプロファイルとは、raw現像の際に歪曲収差・色収差・周辺減光などを補正するためのレンズ固有の情報です。raw現像時にレンズプロファイルをあてがうことで、各種収差などが自動で補正されます。

カメラに登録できるわけではないので、Adobeアプリによるraw現像の際にのみ有効です。

中華レンズ

いつのまにか新興の中華レンズメーカーのプロファイルが多数追加されていました。目立つのはViltroxとかLAOWA(Venus Optics)でしょうか。プロファイルがあるなら購入候補として優先度を上げたい気がします。

中華AFレンズはマウント部のusb端子からrom書き換えが可能になっているものが多くあります。撮って出しの場合は内蔵romの補正情報を利用しますが、私はraw現像派なのでプロファイルがある方がありがたいです。

超低価格のレンズメーカーのTTArtizan7ArtizanAstrHoriのプロファイルは見当たりません。そのうち追加されるかもしれません。

オールドレンズ

キヤノンやミノルタ、ペンタックスのオールドレンズのプロファイルも何本か用意されています。体系的に追加されているわけでもなく、市場に多く出た有名(?)レンズ、といった印象です。どういう選定基準なのでしょう。

ロシアレンズもありますね。

オールドレンズをデジタル補正して使う、って状況はあまりイメージできません。収差などの描写は好きだが歪曲だけは直したい、とかなんでしょうか……。

スマートフォン

いつの間にかスマートフォンやアクションカム、ドローンなどのプロファイルが大量に追加されていました。むしろこちらの方が多い。カメラモジュールの大半は今でも日本製のはずですが、韓国製・中国製のものも出てきています。「カメラは日本製」の常識も徐々に崩れているのかもしれません。


*1:冒頭の文章が全くもって意味不明ですが、「バレル」とは樽型歪曲収差のことのようです。「ピンクッション幾何学的歪み」は調べてもわかりませんが、もしかすると「陣笠型歪曲収差」のことかもしれません(「糸巻き型」は?)。それ以外にも、周辺減光も補正対象とあります。経験上、色収差(軸上色収差・倍率色収差)も補正対象のはずですが、それには特に記載がありません。