CanonのEOS R50 ダブルズームレンズキットを新品で購入しました。
↑ 比較のために等倍で切り出した画像です。
レンズ補正データの自動適用
外出がてらのテスト撮影から戻り、rawファイルをAdobe Lightroomで現像してみると……
等倍で確認すると色収差がかなり残っています。今どきのカメラの描写とは思えません。これはどういうことでしょう。
Lightroomの設定画面を確認すると、
収差補正は自動適用されていますが、レンズプロファイルは「Adobe (Canon RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM)」とあります。Canon謹製のデータでなく、Adobeが独自に作成したもののようです。プロファイルデータの完成度がいまいちなのでしょうか。
納得いかないので改めてCanonの純正現像アプリのDigital Photo Professional 4で現像し直してみました。
色収差は綺麗に補正されました *1 。冒頭の写真が等倍での比較です。
原因と対策
理由はいくつか考えられます。
- 発売されたばかりでレンズプロファイルがアドビに届いていない(いずれ届く)。
- 完成度の高いレンズプロファイルをまだアドビは作れていない(今後改善する)。
- 今後もキヤノンはアドビにレンズプロファイルを提供しない(現状のまま)。
などでしょうか。
ちなみにDPP4による現像処理時、補正(適用の表示)にはけっこう時間がかかりました。
なども考えられます。
その他の汎用アプリ、Capture OneやDxOがどのような挙動をするのかもわからない(所有していない)のであくまでも想像です。
とりあえずはDPP4で現像するしかないようです。あ、「撮って出し」で済ます、というのもありですね。
余談
安いキットレンズでもデジタル補正を使えば画質が向上する、と気づいたのは今から10年以上前でした。
それ以降、撮影はrawを中心に行っていました。
今後は
高画質のためにカメラの現像エンジンを利用した撮って出し
がよい、ということになるのかもしれません。スマホ同様、高画質化は機械に任せる時代です。
追記
その後、条件を変えて色々撮影してみましたが、どうも法則性が見いだせていません。
- Lghtroomのraw現像で色収差を補正できる時とできない時がある。条件は不明 *2 。
- 収差補正できる時でも、DPP4での補正と比べて、補正しきれていない印象がある(わずかに収差が残りがち)。
- DPP4の現像なら大丈夫。ばっちり補正される。
- 撮って出しも大丈夫。