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古いEFレンズ

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DLO(デジタルレンズオプティマイザ)対応の古いEFレンズを購入してみました。写りは普通によかったです。

EF28-90mm F4-5.6 II USM

28-90mmレンズ+フード

購入したのはEF28-90mm F4-5.6 II USMです。2002年発売なので、EOS Kiss Digital(2003年)が発売される前のフィルムEOS Kiss用の標準ズームとなります。

  • フィルム用なので当然フルサイズ対応です。
  • プラマウントで軽量(190g)です。
  • USMなので動作音も少なめです。

ヤフオクで比較的程度のいいもの *1 を4,000円程で購入しました。ハードオフなどでは1,000円前後で売られてる事もあるそうです。

マウントアダプター経由でEOS R50に装着しています。望遠用の互換フード *2 も追加で購入しました。

静止画

APS-CのR50に装着するので換算で44.8mm-144mm相当になります。広角側が不足して望遠ズームっぽくなりますが、そういうものだと思えば問題ありません。 ボディ側にもレンズ側にも手ぶれ補正はついていないので、手ぶれ低減も兼ねてSCNダイヤルの「サイレントシャッター」モード(電子シャッターモード)で撮影しています。

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少しだけアンダー目に現像しました。

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DLOなしだと色収差でもやもやですが、DLO適用で等倍でもクリアになっています。

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品川区の幹線道路沿いは大きめの集合住宅がたくさんありました。

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昼間の屋外なので、明るいレンズは特に必要ありません。フルオートで撮影すると一番MTF値の高いf8.0前後になります。

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後から確認してみると、大半のカットは広角端28mm~60mmあたりで撮影していました。望遠端は使いこなせていません。

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動画

手持ち撮影のために[電子手ブレ補正:強]で使ったので、画面はさらにx0.7にクロップされて換算で64mm-206mm相当になります。後処理でのスタビライズも行っていません。電子手ブレ補正のみとなります。

4K動画ですが厚いガラス越しに撮影しているので解像もへったくれもありません。内側の写り込みもあるのでコントラストは高めに処理しました。

フォーカスが迷う際にククククと作動音が発生します。USMとはいえ、残念ながら完全無音とはいかないようです。音声トラックは削除して、YouTube上で音楽をつけています。

動画ではDLOは使用できませんが、色収差補正は機能します。

まとめ

今流行りの中華AFレンズよりも *3 さらに廉価で入手できるレンズですが、とてもよく写ると思います。撮影している間・現像している間に、「どうせ(実質)ジャンクレンズだしな…」的な印象は全く持ちませんでした。焦点域が好みであれば自信を持ってお勧め *4 できます。

(ジャンク寸前の)古い・安いEFレンズのレビューはネットにいくつかありますが、DLOと組み合わせて使用した記事は見かけません。興味のある方の参考になればと思います。

フルサイズ対応のレンズなので、フルサイズ機に装着した際にどのくらい実用になるのかが気になります。いずれ試してみたいと思います。


*1:単にKUREポリメイトで拭いただけかもしれません。開封直後はややベタついていました。

*2:

*3:中華MFレンズよりも。

*4:raw撮り、DPP4できちんとDLOかけるなら、の前提です。