カメラの交換レンズには保護フィルターはつけないことにしています。その代わりにフードは必ずつけるようにしています。
キヤノンのフルサイズセンサー対応のEFレンズ・RFレンズに、メーカー指定のフードよりも一回り深いフードをつけてみました。使っているカメラはEOSのR50などのAPS-Cセンサー機なので、どれもケラれずに使えました。
組み合わせたフード
広角レンズ(・標準ズーム)に標準・望遠用のフードを組み合わせました。口径(の型番)が同じならば装着自体はぴたりとできるようです。
EF28-90mm F4-5.6 II USM
メーカー純正のフードは「EW-60」となります。APS-C機で使用する場合は換算44.8mm相当ですが、望遠レンズ用のフードET-60(の互換品) *1 を購入して装着して使用してみました。四隅がケラれることもなく、普通に使用できました。
RF16mm F2.8 STM
メーカー純正のフードは「EW-65C」となります。APS-C機で使用する場合は換算25.6mm相当ですが、標準レンズ用のフードES-65B(の互換品) を購入してみました。全体の深さは純正のフードと同等ですが、花形フードでなく筒型のフードとなります。ケラれることもなく、普通に使用できました。
EF28mm F2.8 IS USM
メーカー純正のフードは「EW-65B」となります。望遠レンズ用のET-65B(の互換品) を購入しました。むやみに大きいフードが届きました(冒頭の写真)。普通に使用できました。
適合テスト方法
ケラレ発生の有無は下記のサイトを参考にして確認撮影をしています。
最大絞り×無限遠でケラレていなければ大丈夫。ただし、インナーフォーカスのレンズは要注意、ということのようです。
フードの効果
大きなフードは嵩張り、逆付けもできなかったりします。レンズキャップの付け外しもやりづらくなります。レンズ保護目的のみであればもっと浅いもので済みます。光学的な意味はあるのでしょうか。簡単なテスト撮影をしてみました。
EOS-R50(APS-C機) + EF28mm F2.8 IS USMの組み合わせで、空を撮影しました。太陽はぎりぎり画面外です。
フード無し
↑ フレアとピンク色のゴーストが発生しています。
ET-65B(互換)フード
↑ フレアが減少し、ゴーストの発生はなくなりました。
明らかに効果はある *2 ようです。今後も使用したいと思います。
前玉の大きな大口径レンズなどであればフード装着の効果はさらに大きいかもしれません。