動画圧縮の技術、「クロマサンプリング」をPhotoshopでシミュレーションしてみました。
クロマサンプリングとは、(輝度の解像はそのままで)色(色差)の解像を粗くする事でデータ量を圧縮する技術です。動画ファイルの形式でよく見かける、「4:4:4」「4:2:2」「4:2:0」とかのアレです。
こちらをPhotoshopでシミュレーションしてみます。画像を「Lab カラー」に変換し、輝度情報の「Lチャンネル」はオリジナル解像度のまま、色差の「aチャンネル」「bチャンネル」のみ2pxのモザイク処理を施し、半分の解像度にします。
4K解像度
↑ 2pxのモザイク処理した画像。こちらの「aチャンネル」「bチャンネル」を利用します。
目視ではオリジナルとの違いを全く判別できません。2枚を重ね合わせて「差の絶対値」を確認すると、色のにじみが発生しているのがわかります。
FHD解像度
目視では全く判別できません。
SD解像度
ここまで粗くしても、目視では全く判別できません。
まとめ
静止画ではオリジナルとの差は判別できませんでした。ただ、撮影するモチーフにも因るのでしょう。スーラーの点描画の複写とかだったら、もう少しは差を判別できたのかもしれません。
一応、調べてみると、
- 動画のグレーディング時に劣化があるそうです。
- グリーンバックによる合成時の切り抜き精度に差がでるそうです。
ちなみに、
(参考)ChatGPT 3.5の回答
聞いてみました。わりときちんとした、納得のいく回答です。