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安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

Magic Lantern “HD 1080p” の激しいモアレ

EOS M用のMagic Lanternのプリセット「HD 1080p」を調べてみました。

プリセット「HD 1080p」とは、画角クロップなしに1736px × 976pxのサイズで最大14bitのraw動画を撮影するモードです。なにが「1080」なのかよくわかりませんが、そのような名称です。

同じ構図で撮影した通常の写真と比較します。

photo ↑ 普通に写真を撮影するとこんな感じです。EOS Mは1800万画素、5184px ×3456pxの静止画を撮影できます。

photo部分 ↑ 当たり前ですが、等倍でみてもきちんと解像しています。

x3 ↑赤枠の中がプリセット「HD 1080p」で撮影した動画(の1フレーム)です。(動画フレームサイズの)1736px × 976pxを3倍の大きさでオリジナルの写真の上に配置すると、ほぼぴったりと重なりました。

x3部分 ↑ 激しいモアレが発生しています *1 。3倍、つまり3×3=9pxのセンサー画素を1pxにする際に、全画素データ読み出しではなく、画素を間引きして使用しているようです。

14bitのrawは魅力的ですが、残念ながらこのモードはちょっと使う気がおきません。

dotbydot ↑ ちなみにこのモードのまま[SET]ボタンを押すとdot by dotモードになります。

dotbydot部分 ↑ dot by dotなので、解像は通常の撮影時と変わりません。ただ、センサークロップがかなり大きいので使いどころは考える必要があります。


Magic Lanternには他にもたくさんのモードがあります。引き続き調べてみようと思います。


*1:大昔に経験したことがありました。間引きスキャンはモアレや偽色が発生します。