前回の記事でPicture Style Editorを使ってティール&オレンジ風のオリジナルピクチャースタイルを作成しました。
それなりによい出来だと思ってはいるのですが、ちょっと地味でした。世の中のティール&オレンジはもっと外連味たっぷりの色調です。
別バージョンを作成しました。
ティール&オレンジ風(別バージョン)
今回はDPP4(デジタルフォトプロフェッショナル4)を使って作成しています。撮って出しはできません。
色相のシフト
DPP4も色相毎の操作が可能です。今回は8色相に分かれています。前回利用したPicture Style Editorで操作できるのは6色相でした。
扱える色相が増えたことで編集が楽になります。人肌に相当する「オレンジ」は変更せず、それ以外の色相を操作しました。
輝度ごとの色相のシフト
さらに、輝度ごとの色相をずらすことで、フィルムやカラープリント調のニュアンスを追加します。
以前の記事で検証した時と同様、RGBのトーンカーブを操作します。Rのコントラストを上げ、Bのコントラストを下げています。ハイライト部にオレンジ寄り、シャドウ部に青緑寄りの色転びが発生します。
こちらにより、彩度の低い(無彩色気味の)モチーフに対しても、ティールまたはオレンジの被りが発生します。
作ってみて
これでもまだ地味ですね。残念ながらDPP4では色相は最大20°しかシフトできません。前回とあまり変わらない補正量です。あるいは彩度やコントラストの不足でしょうか。どうも外連味が足りないようです。
具体的な数値については実際のファイルをご覧ください。「レシピ」のダウンロードはこちらからできます。フォルダ内の「250409_外連味のあるティール&オレンジ.dr4」となります。