前回の撮影の反省を元に、機材の組み合わせを変更してテスト撮影してみました。5.2K anamorphic frtp 12bit rawです。
気に入ったカットはあまり撮れませんでした。精進しなくては。
機材の組み合わせ
МИР-1B
組み合わせたレンズはМИР-1B(ミール1B) 37mm F2.8です。夏にPentax K-30に着けた *1 時は使いづらかったのですが、今回は非常に役に立ちました。
- マニュアルフォーカスなのでピント抜けやAFの迷いなどは発生しませんでした。ピントを合わせれば合います。
- 絞りをF8.0とかに設定しておき、絞り開閉リングで(F2.8〜F8.0の間で)露出を設定します。無段階かつ滑らかな操作で快適でした。絞りすぎも防げます。
ND16フィルター
絞りすぎによる回折を防ぐため、手元にあったNDフィルターを着けました。ND16(4段)ではさすがに暗いかな、とも思いましたが晴天の屋外ではちょうどよかったようです。
追記
改めて考えると全然ちょうどよくないですね。F2.8のレンズを4段下げてF11.0相当で使っていたので大半のカットは開放ですね。解像感が足りないわけです。また、絞りリングを使わないと設定F値に無頓着になってしまいます。フィルター無しで回折が発生した方がまだましでした。「動画だし、NDフィルター着けなきゃ」という観念に囚われてしまっていたのでしょう。外します。
追記2
NDフィルターを外してテスト撮影を行ったところ、今度は露出オーバーが頻発してしまいました(晴天屋外)。また、「適正露出」だとすぐに録画が終了してしまいます。それなりにアンダーで撮影する必要がありました。ND8あたりのフィルター *2 がちょうどよさそうです。
マウントアダプター2枚重ね
マウントアダプターはEF-M to EF(キヤノン純正)とEF to M42を重ねづけしています。
わかったことと今後の課題
- 今回もピントを合わせるのに苦労しました。晴天の屋外では背面液晶は役に立ちませんでした。レンズが操作しやすくても意味がありません。
- 露出はヒストグラム表示を見ながら設定しましたが、全体的にかなりアンダーになってしまいました(追記|これでよかったらしい)。編集時にかなり(1〜2段)明るくしています。もっとヒストグラムの見方をおぼえないといけません。
- オールドレンズの絞り開放はやはりぼわぼわでした。発色も好みではありません。今回はそういう表現を求めていたわけではないので、意図したものと違う画になってしまいました。
- NDフィルターの色転びや解像の劣化をもう少し調べておく必要がありそうです。
- 換算59.2mm(37×1.6)の手持ち撮影はやはり無理がありました。編集時のスタビライズは映像が歪むので使いませんでした。
まだまだ道のりは遠そうです。
*1:
*2:Amazon.co.jpに49mm径のND8フィルターの購入履歴があるので、家のどこかにあるはず……。