coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

Pentaxの一眼レフで(M42の)オールドレンズを使う

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引き出しをあさったら、古い機材がいくつか出てきました。K-30につけて遊んでみました。

機材

こんな機材です。

Pentax純正マウントアダプター

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Pentax KマウントのボディにM42スクリューマウント(旧Pentaxマウント)のレンズをつけるためのマウントアダプターです。20世紀の末に秋葉原のカメラ屋さんで購入しました。1,000円でした *1 。Made in Japanです。

МИР-1B

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МИР-1B(ミール1B)37mm f2.8です。20世紀末に新宿のロシアカメラ専門店で買ったと思います *2 。ロシア国内向けの未使用新品で、価格は数千円でした。(おそらく)最終型なので、フォーカスリングは凸凹していません。オールドレンズっぽいカッコよさはあまりありませんね。購入後、国産の金属製フード *3 をつけました。

外観

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↑向かって左から(ボディ側から)フォーカスリング、絞り込み用リング、絞りリングとなります。絞り値は絞りリングでプリセット、絞り込み用リングで開け閉めします。

撮影方法

オールドレンズを一眼レフで使うのはとても面倒でした。こんな感じです。

  • 対象物を見つけた後、目測で距離合わせ。フォーカスリングの回転角が大きいので、距離目盛りを使ってだいたいの距離を合わせます。
  • 絞り込み用リングを開放にしてファインダーでピント合わせ。絞ったままだとプリズムが暗く、ピントが合わせられません。
  • 絞り込み用リングを回して設定しておいた絞りに。せっかくの絞り羽根10枚なので、F8.0にしました。
  • 暗〜いファインダーで構図を整えて撮影。

特に、ピント合わせのために絞りを開けたり絞ったりするのが面倒でした。また、絞るとファインダーは暗くなり、かなり見えづらくなります。構図もほとんど勘です *4

オールドレンズ遊びは一眼レフではなく、ミラーレスの方がいいですね。

作例

ページ冒頭の写真含め、絞りはすべてF8.0で撮影しています。ですが、絞ってもカリカリにはなりません。10枚羽根絞りですが、ボケ味もさほど……。絞り開放にして、ソフトフォーカスレンズとして使った方がよかったかも知れません。

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*1:当時の消費税は何%だったかはおぼえていません。

*2:今世紀初頭だったかも。

*3:購入直後はマイクロフォーサーズEOSにつけていました。この深さのフードだと、フルサイズではケラれると思います。

*4:必ずしも昔の人が苦労しまくっていたわけではありません。当時のPentaxの一眼レフと当時のタクマーのレンズの組み合わせなら、自動絞り(開放で構図を決め、レリーズ時に設定した絞り値に絞り込まれる)が実現していました。