前回の撮影では青空が気持ち悪い印象になってしまいました。
原因を見つけるべく再テストをしてみました。動画による撮影は大変なので、今回はちょっとズルをして静止画(撮って出しjpg)による検証です。
- ピクチャーモード: Vivid
- 階調:標準
- ハイライト・シャドウ:±0
「Vivid」特有の強いコントラストですが、階調の辻褄は合っています。彩度は-1にしています。
- ピクチャーモード: Vivid
- 階調:標準
- ハイライト:-7
- シャドウ:+7
「ハイライト・シャドウ」を補正最大値まで変更したところ、こってり・ぼんやりした、独特の違和感のある画像になりました。
青空の輝度には変化がありません。数値を調べてみたところ、青空の輝度はミドル域(148)なので、「ハイライト・シャドウ」の設定変更には影響を受けていないのでした。 大きく変わっているのは建物の壁です。明るい(193)壁の色が、かなり濃く(161)なっていました。 前回の動画の違和感の原因*1は青空ではなく、(青空の輝度に近づいた)周りの建物などの明るさの変化でした。
「ハイライト・シャドウ」の最大補正値の[7]ではやはり無理があるようです。YouTubeのサンプルをみても、逆光撮影に使われている変更値は、せいぜい[5]までです。
ピクチャーモード: Vivid 階調:オート ハイライト・シャドウ:±0
一方、「階調:オート」による補正は、「Vivid」の強いコントラストが緩和され、自然な見えになっています。 露出もやや明るくなり、空の色も自然な印象です。「ハイライト・シャドウ」との併用でなければ、有効に機能するように思えます。
「ハイライト・シャドウ」の大幅な数値変更は一旦やめにして、「階調:オート」をベースに検証を続けようと思います。