最近はずっと、写真はrawで撮影して、AdobeのLightroom CCで現像しています。
その際、ホワイトバランスはLightroomの「昼光」を基準としています。自分にとってのデフォルトです。デジカメのプリセットホワイトバランスはメーカーごと・カメラごとに異なるので、基準になりません。
rawで撮影・現像する限りはカメラ側の設定は無視できるので、これまでは特に気にせず使っていました。
ですが、最近動画撮影をすることが増えてきました。カメラ側の設定をとりあえず「昼光(デイライト/太陽光)」にして漫然と撮影してきましたが、きちんと制御したくなってきました。
そこで、(動画撮影に使っている)DMC-G7のカスタムホワイトバランス機能を使って、Adobe Lightroomの「昼光」を再現できる数値を探してみました。
↑ Lightroomのプリセットの設定「昼光」で現像した写真です。ウォーム系(アンバー系)・温調です。Lightroomのホワイトバランスはくせがあり、「昼光」に限らず、けっこう色温度が低いのが特徴のようです。
↑ Lightroomでのホワイトバランス設定の画面です。色温度:5500、色かぶり補正:+10となっています。単位は不明です。
↑ DMC-G7側のホワイトバランス設定「昼光(デイライト/太陽光)」を、Lightroomでそのまま(「撮影時の設定」)使って現像した写真です。すっきり冷調です。
↑ Lightroomでのホワイトバランス設定の画面です。色温度:4750、色かぶり補正:+18となっています。
Lightroomの「昼光」を再現すべく、設定を変更します。DMC-G7のカスタムホワイトバランスの数値を変更しては撮影し、都度Lightroomで開けて(現像して)確認します。 G7の「色温度設定」と「(色かぶりの)調整」の値は、Lightroomと単位が揃っていないため、少しずつ数値を変えながら追い込んでいく必要がありました。
試した結果を念のため書き留めておきます。
- G7:5500K/M:5 → Lightroom:5000/+38
- G7:6000K/M:1 → Lightroom:5150/+22
- G7:6500K/調整なし → Lightroom:5400/+17
- G7:6600K/G:1 → Lightroom:5500/+14
- G7:6600K/G:2 → Lightroom:5450/+13
- G7:6700K/調整なし → Lightroom:5500/+18
- G7:6700K/G:1 → Lightroom:5550/+14
- G7:6700K/G:2 → Lightroom:5500/+13
- G7:6700K/G:3 → Lightroom:5500/+10
- G7:7000K/M:1 → Lightroom:5750/+22
DMC-G7のカスタムホワイトバランスの数値でLightroomの「昼光(5500/+10)」を再現するには、
色温度:6700K 調整:G:3
がドンピシャでした。
今後はこの数値で動画も撮影していこうと思います。
ちなみに、
です。簡易的にG7側の「曇り」を使っても比較的似た数値になります。
全くの余談ですが、DMC-G7のセンサーはぜんぜん良くないですね。 以前テストしたOlympusのE-PL6と比べ、ノイズがかなり多いです。 動画撮影にしか使っていなかったので、気づきませんでした。
170719|追記 その後、設定値を自分好みに微調整して使っています。