近所の(といってもバスに乗って)公園で散歩がてら、撮影テストをしました。
簡単な撮影ですが、色々と思うところがありました。
撮影時の機材・設定
- カメラ: DMC-G7
- レンズ: G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S. + DMW-GWC1(ワイドコンバージョンレンズ)
- 三脚: Velbon CUBE
- 輝度レベル: 0-255
- 撮影モード: マニュアル
- ISO: 200
- ホワイトバランス: 昼光
- フォトスタイル: CineLikeV
- コントラスト: -5
- シャープネス: -5
- ノイズリダクション: -5
- 彩度: -4
- ハイライトシャドウ: -3・+3
- iDレンジコントロール: AUTO
- 超解像: 拡張
- 回折補正: OFF
編集・色調補正
- アプリ: FCP X
- ソフトウェアスタビライズ: 三脚モード
- シャドウ補正: -10%
- ハイライト補正: +15%
機材について
- 純正のワイコンは倍率が低い(0.79倍)こともあり、画質の低下は少ないようです。G7のクロップ量(1.214倍)と合わせると0.98倍。装着前の画角で撮影できます。
- ですが、付け外しが面倒です。また、ネジが切られていないため、フィルターやフードを付けることができません。
- 三脚は軽くて素早くおりたたみのできる、とても小型のものですが、強度が全く足りないので風で揺れっぱなしでした。編集時にソフトウェアスタビライズをかける必要がありました。もっとずっとしっかりしたものを使うべきなのですが、機材が重いと行動力が鈍ってしまいます。悩ましいところです。
露出について
- マニュアルモードでヒストグラムを見ながら露出を決定しました。オート+露出補正を使うより楽かもしれません。
- 天気の良い屋外のため、シャッタースピードがどうしても速くなってしまいます。「映画風」の質感にするためには1/50秒程が良いのですが、実際には1/100秒前後になってしまいました。
- シャッタースピードを上げ過ぎないために、絞りもF13前後にせざるを得ませんでした。回折の影響の少ない値はF8.0までなので、かなりぼやけてしまいました。
- NDフィルターの必要性を痛感しました。また、明るいレンズはいつ使えばいいのだろう、と考えてしまいます。
- ちなみにG7はマニュアルモードの場合、ISOオートを併用できません。
設定について
- 編集時の加工を前提にした設定ですが、ちょっと軟調にし過ぎたかもしれません。ハイライトシャドウは逆S字カーブにしていますが、ややリニアに戻そうと思います。
- 回折の影響も含め、解像「感」が足りない感じがします。リンギングが嫌いなのですが、シャープ量もある程度増やす必要がありそうです。回折補正もオン(AUTO)にしておくべきでした。
- 彩度ももう少し上げておいてもいいかな。視聴時の環境にもよりますが……。
編集について
- 後加工は全て劣化の元だと考えているので、なるべくしたくありません。ですがその分、現場の設定が重要になるも面倒です。8bitで撮影する限りは仕方がありません。raw撮影ができれば……。
ちなみに、加工前の動画は以下になります。白とび・黒つぶれを抑えたlog収録風ですが、ここまでレンジを狭めて撮影すると、加工後の劣化が避けられないと考えています。また、風の影響で画面が揺れています。
……。色々書き連ねましたが、スマホなどを使ってもっと無邪気に撮影したほうが、人の心に響く動画が撮影できると思います。