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安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

Canon R50 4K動画撮影時のクロップ量

Canon R50を購入しました。いつものように4K動画撮影時のクロップ量を調べてみました。

EOS R50 4K動画のクロップ量

設定ごとの画素数と割合

動画電子IS:切

各種設定をオフにすると、センサー画素数フル幅(6000px × 3375px *1 )を全画素読み出しで4K動画を生成します。ひと目みて高精細なので、期待が膨らみます。

動画電子IS:入

電子手ブレ補正を使うと画面が若干クロップされます。実測では5404px × 3040pxでした。設定オフに対してほぼ90%です。

動画電子IS:強

より強力な手ブレ補正にするとさらに画面がクロップされます。実測では4196px × 2360pxでした。設定オフに対して約70%です。歩き撮り/手持ち自撮りにはこの設定がよいと思いますが、超広角レンズでないとつらそうです。
こちらの設定にしても4K dot by dotよりも高画素です。このモードでも全画素読み出しなら、理屈の上では劣化はほとんどないことになります。期待が膨らみます。

自動水平補正:する

画面を常に水平に保つ機能もあります。クロップ量は「動画電子IS:入」と同じようです。ちなみに、動画電子ISと自動水平補正は排他です。両方同時に使うことはできません。

その他

  • レンズによっては歪曲収差補正をオン/オフできます。その場合は若干のクロップが発生します。
  • レンズによってはフォーカスブリージング補正 *2 をオン/オフできます。その場合は若干のクロップが発生します。

*1:厳密な使用画素数は不明です。仕様では有効画素数2420万画素となっていました。

*2:キヤノン:補足情報|動画撮影時のフォーカスブリージング補正に対応しているレンズ