EOS M用のMagic Lanternのプリセット「5K anamorphic flv」を調べてみました。
プリセット「5K anamorphic flv」とは、縦方向をdot by dot、横方向を1/3ピッチでスキャンするモードです。最大5208px ×2082px *1 の動画を収録できます。比率は2.5:1になります。
赤枠内が撮影範囲です。画角の横方向のクロップはありません。レンズのイメージサークルやセンサー画素を無駄なく使えます。「HD 1080p *2 」のような激しいモアレも発生しないのでかなり役に立ちそうです。
ただ、「(同じくAnamorphicモードの)5K anamorphic frtp *3 」や「2.8K 2800x1190 *4 」よりもセンサー画素をたくさん使用するので、10bit撮影が前提になるかも知れません(未検証)。
また、「プレビュー表示(ピントや露出を確認するためのリフレッシュレートの高い表示)」は縦長のAnamorphic表示のままです。使い勝手は他のプリセットの方が優れています。もちろん「画角確認表示」はリフレッシュレートが遅いので構図確認以外の作業はできません。
ちょっと撮影してみての所見
2022年9月のbuildでテスト撮影しました。
- 撮影時のリフレッシュレートが低すぎて、動くモチーフをほとんど追えません。動体の撮影には一工夫必要そうです。
- 14bitではまだ全然撮影できず。12bitも怪しいのでとりあえず10bitでテスト撮影。
- 24fpsで撮影できていないようです。14fpsしかでていませんでした。
なかなか大変です。