普段、デジカメのホワイトバランスはたいてい「昼光」にしています *1 。
また、物撮りの時はApple Remoteをグレーカード代わりに使います。
大抵はこのふたつで足りるのですが、夜景などの人工光源下での撮影には役に立ちません。 AWB(オートホワイトバランス)も意図通りにならないことが多いです *2 。
アクリル板を使ってカメラを入射光式のメーターとして使ってみました。
乳白アクリル板を適当にカットして、レンズの前にあてがいます *3 。 この状態でカメラを光源に向け、ホワイトバランスをセットします。
昼間の太陽に向け設定(ホワイトセット)したところ、やや色が転んでいました。 [調整]でA:2、M:2にしたところ、昼光とほぼ同じ色温度になりました。
光源に向けてホワイトセット+[A:2, M:2]
でいけそうです。
近所の夜景を撮影してみました。
基準としたいのはLEDの街灯です。こちらにカメラを向けてホワイトセットします。
[A:2, M:2]の補正を行い、撮影しました。
白熱電球の色に引っ張られることなく、街灯の光が適切に補正されています。
同様に高演色LEDランプ *4 で物撮りをしてみました。
ランプは電球色のものですが、ほぼ正確に補正されています。正確すぎて電球色の雰囲気はなくなってしまいました。