好きな映画を高画質で視聴したかった *1 ので、製作50周年記念デジタルリマスター版のBlu-Ray「男と女」を購入しました。
視聴し始めてすぐ気づきました。最低最悪のカラーグレーディングが施された、ゴミのようなディスクでした。
オリジナルのフィルム独特の色調は補正され、代わりに「ティール&オレンジ *2 」もどきの薄汚い緑色に着色されていました。
元々あった、マゼンダに強く転んだ独特の空の色が薄汚く色変換されていました。薄暮の紫色がかった風景も、青緑色に変色しています。
部分部分で挿入される、モノクロのシーンも彩度の高いカラーに染まっていました。
近年まれに見るがっかり&腹立ち案件でした。私はDVDで我慢することにします。
YouTubeで見つけた、こちらが当初の色調です。50周年の再映時の予告編ですが、素材はリマスタリング前のようです。
*1:
*2:
「ブレードランナー」などのリマスター版も、やはり暗部が緑色に転んでいます。
バカの一つ覚えとしか思えないのですが、ここ何年(十何年)かのトレンドだそうです。 www.raitank.jp
SIGMAの新しいカメラにも、カラーモードの一つとして搭載されるようですが、何周遅れだよ、という感じです。 www.sigma-global.com