coluli

安物のカメラ機材を使ったテスト撮影ばかりしています。

片手で使いやすいスマートフォン

◉言及している「iPhone SE」とは、iPhone 5をベースにしたモデルのことです。

iPhone SEが販売終了となったことで、「小さいスマホの使いやすさ」に対する議論が少しだけ盛り上がっていたようです。一方、「でかいスマホの使いづらさ」については、意外と正しく認識されていないような気がします。

以前、初めて大きめのスマホを購入して、もやもやした経験があるので、改めてメモっておきます。

まずはこちら↓をご覧ください。

iPhone一筋かつ、Plusに行かなかった人は、でかいスマホの使いづらさを痛感していない。

4インチ(SE)〜4.7インチ(一桁iPhone)は使いやすい、あるいは「使いづらくない」サイズなので、iPhone一筋の人は「でかいスマホは使いづらい」という経験があまりないような気がします。

一方(5.5インチ+太枠の)Plusを購入した人は、はじめから片手で使うことを想定していないはずなので、それなりに覚悟があったのだろう、と想像します。

Androidからスタートした人は、小さいスマホの使いやすさを体験したことがない。

大半の人は5インチ(使いづらくなり始めるサイズ)からスタート *1 しているので、「スマホってこんなもんなのかな」という意識のまま画面の大型化に流されているような気がします。

使いやすさ/使いづらさの閾値

4.6〜4.7インチを超えると途端に使いづらくなるような気がしています。その意味では、iPhone X(Xs)は使いづらいサイズ、「片手で使うと微妙にストレスの溜まるサイズ」だと思っています。ケースをつけるとさらに使いづらくなります。

使いやすさの判別方法

最近は16:9よりも縦長の画面が増えたので、インチサイズではうまく説明できません。また、画面サイズのみならず、狭枠か/太枠か、ケースは使うのか/裸で使うのか、など他にもいろいろ条件があります。それ以前にそもそも手のサイズは個人個人で異なります。

ですが、結局「幅」「厚さ」「角の丸み」、要はボディの外周寸法が「落としにくさ」に直結しており、そのまま使いやすさに影響しているようです。画面の上端・下端に指が届くか否かは二次的な条件だと考えます。

なので、わかりやすい判別方法としては、

DSCN1489

スマホを片手で持ち、親指の先と中指の先を触れ合わせてみる

その時、「らくらく指が触れる」なら使いやすく、「かろうじて触れられた」ならかろうじて使える、「全然届かない」なら片手では使えない、だと思います。ちなみに上の写真はかなり無理をして指を触れ合わせています。

オススメのスマホ

いくつか調べましたが、高画素(2960*1440)にもかかわらず狭幅かつエッジの薄いGalaxy S8あたりはかなりいいと思います *2 。香港経由で5万円くらいで買えます。一方、現行のGalaxy S9はやや幅が広がり、やや重くなりました。わずかなのでまだ許容範囲ですが、やはり旧モデルのS8の方がオススメです。

181011|追記 Googleから出たPixel 3の横幅(68.2mm)はS8とほぼ同寸です。一応「使いやすいサイズ」側に含まれそうです。

余談

最近利き腕がものすごく凝る痺れるようになりました。通勤時に片手でスマホを使っているせいだと考えています。日常、たくさん使うならスマホは片手で持たず、両手で持った方がいいと思います。

*1:以前のXperia Conpactは、4.6インチなので、「使いづらくないサイズ」です。さらに小さいXperia rayなどを経験している人は、すでにかなりの古参だと思います。

*2:その後、入手しました。思ったより使いやすくありませんでした。