マスターペデスタル(黒基準)の挙動について、設定値を変更しながらテスト撮影を行いました。
↑ マスターペデスタルの設定値は[ 0 ]です。コントラストの高いPhoto Styleの[ CineLike V ]では、シャドウ部がかなり潰れてしまっています。
↑ マスターペデスタルを最大値の[ +15 ]にすることで、シャドウ部のつぶれが大幅に緩和されました。(上げすぎによる)黒浮きも特に感じません。
↑ さらにiDレンジコントロール([ 強 ])を併用することで、シャドウ部のつぶれがさらに緩和されました。
↑ [ マスターペデスタル:0 ]暗部は完全に潰れてしまっています(画面下部の白い線)。
↑ [ マスターペデスタル:15 ]暗部の階調が戻ってきました。
↑ [ マスターペデスタル:15 ]+[ iDレンジコントロール:強 ]黒つぶれは残っていますが、暗部の階調はかなり出てきています。
Photo Styleの種類、撮影場所(屋外/屋内)の輝度域により、設定すべき数値は異なりますが、マスターペデスタルの数値の調整は黒つぶれの回避にとても役に立ちそうです。
190115|追記 その後、輝度レベル[ 64-940 ]との組み合わせで、白飛び・黒つぶれの少ない値を見つけました。