細かな設定の変更でなんとかハイライトの飛びを抑える方法はないかな、といろいろテスト撮影している途中で気づきました。
拡張感度のISO100では、ハイライトは完全に飽和してしまう。
のでした。
画面上部中央の空に着目すると、拡張感度のISO100では本来の青空が完全に白く飛んでいました。飽和してしまった後はiDレンジコントロールでもPremiere CCでの編集時に白レベルを下げても階調は戻ってきません。
よくよく考えれば、基準感度以下、あくまでも見かけ上の「低感度」でセンサーに適正露光以上の光をあてるのですから、飽和するのも当然です。「拡張感度」はあくまでも緊急避難的な設定だと改めて理解しました。
前回のテストでの不自然なまでのコントラストの高さは、一部のPhoto Styleで拡張感度ISO100を使用していたことも原因のひとつだったようです。
そもそもセンサーの飽和について、以前検証したことがあるのをを忘れていました。
ちなみに、今回のテスト撮影ではどの感度の場合もiDレンジコントロールによる白飛び回避は確認できませんでした。また、これまでに行った別の機種(DMC-G7)でのテストでも、白飛び抑制効果は確認できていません。iDレンジコントロールはあくまでも、シャドウ部のゲインアップによる黒つぶれ回避のみを行うようです。