ミア・ファロー主演、ロマン・ポランスキー監督の映画「ローズマリーの赤ちゃん」を観ました。大変楽しめました。製作は1968年。44年前の作品です。
いわゆる「不朽の名作」なので追加で語ることはありませんが、一点だけ。
シャーリーズ・セロン(+ジョニー・デップ)主演の1999年の映画、「ノイズ」はこの作品へのオマージュだったのですね。(こちらの作品は視聴済みで)噂ではなんとなく知っていましたが、今回、たいへん「よく」わかりました。
いくつかの共通点(引用ポイント)を挙げておきます。両方観た方々(どっちも観るようなタイプの方)には明らかすぎていまさら言うまでもない事ですし、ネットで検索すると同種の指摘はありますが、それでも一応。
- 「Rosemary’s Baby」に対しての(「ノイズ」の原題)「The Astronaut’s Wife」。勘のいい映画ファンならピンと来るタイトル。
- 妊娠したヒロインはどちらもベリーショートの美人。
- 仕事で忙しい夫。精神的に孤独な日々。
- 意味ありげに起こるいくつかの不吉な出来事。
- 次第に膨らむヒロインの不安(とお腹)。
- (妊娠中の不安定な精神状態からの妄想ではなく)悪の陰謀である事を指摘しようとする情報提供者とその死。
- 誰が信用できるかわからない(ように取れる)周囲の人間たち。
- 「真実」を伏せた演出と固唾を飲む観客(私たち)。
などなど。さらに加えて、
- あり得ないほど衝撃的かつストレートに明かされる真実とその結末。
までを引用しているとは思いませんでした。ホントにびっくりした……。マジかよ。それありなのかよ……。