宅配レンタルでちょっと前の映画「クラウドアトラス(Cloud Atlas)」のBlu-rayを借りてみました。
全く予備知識なしで観始めたので、「2144年のネオ・ソウル」のエピソードに対し、大きな勘違いをしてしまいました。
↓こんな勘違いです。
「さすがウォシャウスキー姉弟*1、ウィリアム・ギブスンを読み込んでるなぁ。『記憶屋ジョニイ』の世界観を引用しているのか」
↓こんな世界観です。
《アンダー・ザ・ナイフ》の娘たちは、ソニー・マオに夢中だから、シックな内眼角贅皮らしきものをつけ加えられないようにするのが、次第に大変になってきている。
—— ウィリアム・ギブスン『記憶屋ジョニイ』
私はてっきり、ヒロインの相手役の男性は、
整形手術を施して、東洋人風の顔になった白人(という設定)
だとばかり思っていました。
遠い未来社会では、いわゆる「イケメン」の基準は韓流スター顔で、白人もファッション感覚で整形している歪んだ世界、なのだろうなぁ、なかなかハードな設定だなぁ……。
その後、ストーリーが進むにつれ、俳優たちはエピソードごとの様々な役柄のために特殊メイクを施されていることがわかってきました。 単にこの男性は韓国人の役を演じているだけなのでした。白人なのに。
完全に勘違いでした。 でも無理がありすぎだと思いました。
*1:当時はこの組み合わせでした。