PhotoshopやLightroom、PremiereなどAdobe製品でお世話になっている「彩度(Saturation)」と「自然な彩度(Vibrance)」について少し検証してみました。
カラーチャート
検証用のカラーチャートです。
全て明度(Blightness):100%の四角を並べています。上から彩度:10%、彩度:20%、彩度:30% ……で彩度:100%まで10行並べました。列は色相です。色相環であればなんでもよいのですが、「Adobeの8色相 *1 」を使用しています。
彩度:+100
カラーチャート全体に「彩度」最大値の+100を加えました。
- 大半の四角が色飽和しました。白線以下が飽和(彩度100%)した四角です。
- 下部の四角、もともと高彩度の四角に対してさらに強い「彩度」を加えたことにより、色相が転びました。R:255, G:0, B:0などの「単純」な色 *2 に近づいています。
- 右の2列、紫とマゼンタが色転びにより差がなくなってしまいました。
彩度:+50
カラーチャート全体に「彩度」+50を加えた場合は下記のようになりました。
- 半分近い四角が色飽和しました。
- やはり色転びが発生しています。
自然な彩度:+100
カラーチャート全体に「自然な彩度」最大値の+100を加えました。
- 彩度の強弱関係(グラデーション)は維持されたまま、全体の彩度がアップしています。
- 色飽和は発生していません。10行目は元々彩度:100%です。
- 色相の転びはごく僅かです。
結論と新たな疑問
色飽和しない・色転びしないので「自然な彩度」はやはり大変便利です。普段はこちらをメインに彩度を調整する事が多いです。他社の編集アプリもぜひ標準搭載してもらいたいものです。
ところで、「彩度」の適用時、増加ぐあいが色相により異なるのはなぜでしょう *3 。イエロー・グリーン周辺の色相は、他の色相に比べ彩度の上がり方が顕著です。



