だいぶはっきりしたのですが、まだ、エントリーをまとめきれません。Windowsも含めた検証がすんだら再度アップしますが、Macintoshのみの検証結果は以下のようになります。
実用面でいえば、今までと特に結論は変わらず、
font-family: Macintosh用ファミリーネーム(英語), フルフォントネーム(日本語)
で指定すればOKです。
具体的な検証結果としては、
- Macintosh用ファミリーネーム(英語)を「ファミリー」として理解する。
- フルフォントネーム(英語)兼PostScriptネームを「単独のフォント」として理解する。 そして、「ファミリー」を理解できずに<strong>をブラウザのデフォルトフォントで表示する。
- Windows用ファミリーネーム(日本語)を「ファミリー」として理解する。
- Macintosh用ファミリーネーム(日本語)を「ファミリー」として理解する。
- フルフォントネーム(日本語)をなぜか「ファミリー」として理解する。
- フルフォントネーム(英語)兼PostScriptネームをなぜか「ファミリー」として理解する。
- Windows用ファミリーネーム(英語)を「ファミリー」として理解する。
- Macintosh用ファミリーネーム(英語)を「ファミリー」として理解する。
- 要はどのフォント名称でも「ファミリー」として理解する。
◎Macintosh版 Firefox(2.0.0.11)は、
- フルフォントネーム(日本語)を「単独のフォント」として理解する。 そして、「ファミリー」を理解できずに<strong>を疑似ボールドで表示する。
- フルフォントネーム(日本語)を「単独のフォント」として理解する。 そして、「ファミリー」を理解できずに<strong>をスルーしてとぼける。
ようです。
以下のような方法で検証しました。
以下は検証方法です
まず、検証用にフォントを作成しました。
「作成しました」といっても、既存のフォントOTEditを利用して切り貼りしただけです。ヒラギノ角ゴシックProをベースに、欧文はLucida Grande、かなはAquaKanaを利用してます。
文字の形状はある意味どうでもよいのですが、フォントファイルに埋め込まれる各種の名称をいろいろ変えて、レギュラーとボールドの二つの書体を「ファミリー」として、つくったわけです。
↑こんな感じです。判別しやすいようにかなりストレートな名称にしています。
↑太字の方は別の名称にしましたが、「ファミリーネーム」はそろえてあります。
↑ファミリーのどのウェイトになるかはこちらで設定します。レギュラーのウェイト設定です。 080707追記(+画像変更)「中」だと実際には「中太(デミボールド)」相当として扱われるようです。ヒラギノW3も「細」であることから、「細」に変更しました(「書体名.../詳細...」の各種フォント名称は「中」のままです)。
↑ボールドのウェイト設定です。
上記のフォントに埋め込んだ様々な「名称」フォント指定(font-familyの指定)を行い、htmlを作りました。
意図通りにこのフォントで表示されれば、その記述がブラウザが「理解できる」フォント指定方法です。
様々な「フォント名」で「font-family」を指定。(魚拓)
↑私自身の備忘録としてのページです。上記のフォントをインストールしていないはずのあなたの画面では、単にブラウザのデフォルトフォントで表示されるだけです。すみません。