OSX純正のDVD再生ソフト「DVD プレーヤー」ですが、今さらながら感心しています。
Leopardになってから、さりげなく、仕様が変わっていました。
ビデオの画質を向上インターレース解除と逆3:2プルダウンをオンデマンドで適用できる適合型ビデオ分析テクノロジーで、さらに高画質なビデオを楽しめます。
「逆3:2プルダウン*1 」とありますが、要は、DVDにNTSCの規格(60i)で記録された映画やアニメを、(フィルム本来の)オリジナルの24fpsに変換して表示してくれる、という事です。
また、さらっと「インターレース解除」と書いてありますが、どうやらこれは、単にコーミング除去のための60i→30pではなく、(フレーム補間の)60pにしてくれているようなのです。
これは、いわゆる「ビデオカメラ」がソースの映像(家族のビデオやアダルトDVDなど)を視聴すると、明らかに動きの滑らかさが異なることでわかります。いわゆる「テレビっぽい」質感になるのです。
パソコンでDVDを視聴するときはこの「デインターレース(インターレース解除)」が悩みの種で、ずっと(このためだけに)Windows用のソフト、「WinDVD」を使っていました。LeopardのDVD プレーヤーがパワーアップしていたのに気付かず、つい最近も最新バージョンを買ってしまったくらいです。
それにしてもAppleのソフトウェア、万事がこんな感じですね。おそろしく改善しておきながら、ほとんど何にもいわない。素人がデフォルトで使って、最高品質をいきなり出してくる。それを「キラーソフト」とかではなく、地味な標準アプリでも徹底してやってるって……。こういうときこそ、「パねぇ」というべきなのでしょう。
少し前にも、「Leopard プレビュー.appの底力 - ザリガニが見ていた...。」というブログ記事で、(地味な)純正アプリの一つ、「プレビュー」が徹底解説されていました。
*1:「逆3:2プルダウン」をググったら、ここがたいへん詳しく、わかりやすかったです。
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