前々回のエントリー、「フォント名はいくつある」の続きです。一応これで最後です。 いろいろ厳密に検証した結果。
font-familyで参照可能なフォント名称(フォントファイル内に複数格納されている呼称)は、 OSやブラウザの組み合わせ、参照するフォントの形式によって様々、となります。 わかりやすい法則は存在しません。
と結論づけられてしまいました……。 しんどいな〜。 まだ整理できてないけれども、
概要
Mac/Winの大半のブラウザは、フルフォントネーム(日)を参照しています。
Windowsの場合だけならば、Windowsファミリーネーム(日)を記述しておけば確実に表示されます。ただし、強調の太字などが擬似ボールドになってしまいます。
Windowsの大半の書体はフルフォントネーム(日)とWindowsファミリーネーム(日)が同じです。ですから、css上、記述するのはひとつです。
MacintoshのSafariに対しては、Macintoshファミリーネーム(英)で指定するのがお勧めです。強調文字が上位のウェイトにて表示されます。
実用上の結論
font-family { "Macファミリーネーム(英)", "フルフォントネーム(日)" ; }
としておけば、まず間違いないでしょう。
Windows IE(7.0.5...)が参照するフォント名
- Winファミリーネーム(日)
- Winファミリーネーム(英)
- フルフォントネーム(日)
Windows Firefox(2.0.0.5)が参照するフォント名
TrueTypeの場合、
- Winファミリーネーム(日)
- フルフォントネーム(日)
OpenTypeの場合、
- Winファミリーネーム(日)
- PostScriptネーム|フルフォントネーム(英)
- Winファミリーネーム(日)
Windows Safari(3.0.2)が参照するフォント名
TrueTypeの場合、
- Winファミリーネーム(日)
- フルフォントネーム(日)
Macintosh Safari(3.0.2)が参照するフォント名
- Macファミリーネーム(英)
- PostScriptネーム|フルフォントネーム(英)
Macintosh Firefox(2.0.0.5)が参照するフォント名
- フルフォントネーム(日)
Macintosh Opera(9.22)が参照するフォント名
- フルフォントネーム(日)
- フルフォントネーム(日)