OTEditのMac版がいつの間にか発売されていたので作成。
ここで問題です。
ヒラギノ角ゴシックProのレギュラー(W3)。このフォントはいくつ名前を持っているでしょうか。
答え:7個
(前振り)
Font Bookにて、[フォント情報を表示]すると次のような表示が出る。
ヒラギノ角ゴシックPro W3のフォント情報
言語環境を英語優先にして再ログインすると若干異なる表示が……。
ヒラギノ角ゴシックPro W3のフォント情報(英語)
- Family Hiragino Kaku Gothic Pro
どうやら日本語フォントは日本語名と英語名を持っているらしいことはわかる……。
(本番)
……。ここまでは話の枕。
面倒なので最も詳しいOTEditで調べると……。
OTEditを使って[フォント情報...]→[書体名]→[詳細...]を確認すると次のように表示される。
ヒラギノ角ゴシックPro W3のフォント情報(OTEdit)
- (同じ命名であることも多いが)日本語名と英語名が用意されている。
- (同じ命名であることも多いが何と)Macintosh用とWindows用が別々に用意されている。
- (フォントの共通名称である)ファミリー名と(ウェイトなどの)サブファミリー名が(Mac/Win別々に)用意されている。
- (PostScript)プリンタ用のフォント名が別途用意されている。
などなど、というわけで、最大11個の名前を持つことができることがわかる。ヒラギノW3の場合、重なる命名も多いので実際は、
- ヒラギノ角ゴ Pro W3
- Hiragino Kaku Gothic Pro W3
- Regular
- ヒラギノ角ゴ Pro
- Hiragino Kaku Gothic Pro
- W3
- HiraKakuPro-W3 の7種となる。
(ほんとに調べたかったこと)
さて、cssのfont-familyの指定はどれが使えるのか/どれを使うべきなのだろうか。
検証してみた。
様々な「フォント名」で「font-family」を指定(魚拓)。
◎MacintoshのSafari(3.0.2)は「Mac用ファミリーネーム(英)」で認識しているらしい。
- 「フルフォントネーム(英)」も認識するが、上位のウェイトを理解できないので太字が文字化けする。
◎MacintoshのFirefox(2.0.0.5)は「フルフォントネーム(日)」で認識しているらしい。
- 上位のウェイトを理解できないので太字が疑似ボールドとなる。
◎MacintoshのOpera(9.22)はは「フルフォントネーム(日)」で認識しているらしい。
- 太字が疑似ボールドでなく、きちんとW6になるのが謎。
◎MacintoshのIE(5.2.3)は「フルフォントネーム(日)」で認識しているらしい。
- もうどうでもよいが……。
◎WindowsのIE(7.0.X)は……。よくわかりませんでした。
◎WindowsのFirefox(2.0.0.5)は……。よくわかりませんでした。
◎WindowsのSafari(3.0.2)は……。よくわかりませんでした。
フォントをインストールしてみたのですが、どうもうまく表示されません。
Windowsの書体で検証しないとダメそうですね。
消化不良のまま終了。続く(かも)。